2020.07.09
建築家インタビュー2 「福田浩明先生」
建築家インタビュー
こんにちは! 上村工建の上村です。
今回も前回に引き続き建築家福田浩明先生のインタビューをお届けします。
■クライアントと何でも話せる関係性を築くことが大切
───先生が、お客さまと接する上で大切にしていることは何ですか?
まずは「お客さまと仲良くする」ということを重視しています。
お客さまと、ざっくばらんに何でも話せる関係性をきちんと築く。そうすることで、お客さまは疑問に思ったことを気軽に質問してくれるようになるし、私のほうからも家づくりにおいて良いこと悪いこと、ためになることならないことをきちんと説明していくことができます。
例えば、「家の断熱性を上げる」「機密性を上げる」といったご要望をお客さまから頂くことが良くあります。しかしせっかく木の家を建てるのに、断熱性能はともかく気密性を必要以上にあげる必要はありません。木の家は呼吸してなんぼです。
温室のようにビニールで包んで気密性を上げてしまえば、常に換気システムを作動させていなければなりません。また結露なども発生しやすくなってしまいます。そんな家で健やかに、そして快適に暮らすことができるでしょうか?
高気密・高断熱を売り文句として謳う住宅がたくさんあるからか、「高気密であれば良い家」「高断熱であれば良い家」という誤解をされている方がたくさんいらっしゃいますが、実は高気密にすることで生まれる弊害もある、ということはあまり知られていません。
───では、先生が家づくりにおいて大切にしていることは何ですか?
「現場を見る」ということを大切にしています。建築家の仕事は図面を書いておしまいではありません。現場もしっかり見ていく必要があります。
私の場合は、実際に現場を見た感覚で図面を変更することもよくあります。
■次回は福田先生から「これから家を建てようと思っている人へのアドバイス」
建築家・福田浩明先生のインタビュー第2回目、いかがでしたか?
次回も引き続き福田先生のインタビューをお届けします。次回は福田先生から「これから家を建てようと思っている人へのアドバイス」! 必見です。