2021.04.20
建築家インタビュー「村山邦夫先生編 4」
建築家インタビュー
こんにちは! 上村工建の上村です。
今回はとうとう建築家・村山邦夫先生のインタビュー最終回です。
前回のインタビューは、村山先生の「家は大きく広い方が良い、とは限らない」という、とても気になるフレーズで終わっていました。
今回はその続編です!
■「最適な家の広さ」が快適な暮らしの鍵
───家は広いほうが快適ですか?
私の経験では、実は逆だと思います。必要以上に大きく建てず、むしろできるだけ小さく、快適さを追求して建てるのがオススメです。
子どもが独立すれば家族の人数も変わりますし、今必要な部屋も数年後には要らなくなります。
使わない部屋や無駄に広いスペースに、掃除やメンテナンスの手間を掛け続けるなんて、ストレスでしかありません。
実際、私のお客さまにも2階を減築して平屋にした方もいらっしゃいました。
───確かに、使わないスペースやお部屋でも、掃除は必要ですよね。
家というのは、増築するのは比較的簡単ですが、減築は機能面を考えてもかなり難しいんです。
永く住める家を建てようとお考えの方には、特殊な構造ではなく、誰にでも増改築できるシンプルな木造などでしっかり建てる、ということをお薦めします。
構造がしっかりしていれば、増築・減築・修理再生・用途変更もしやすく、永く使用することができますから。
家族にとって最も適した家の大きさ、広さと構造はどういったものか? ぜひ一度じっくり落ち着いて考えてみてくださいね。
■次回、村山先生が設計された施工事例
4回に渡ってお届けしてきた建築家・村山邦夫先生のインタビュー、いかがでしたか?
次回は、村山先生が設計監理をされた弊社の施工事例「海沿いの家」をご紹介予定です。
どうぞお楽しみに!