2021.06.10
設計料のお話~建築家がしてくれること~3
家づくりについて
こんにちは! 上村工建の上村です。
前回、前々回までの記事では、
● 建築家に支払う設計料は、建物代の8~12%が相場
● そのうちの7割が家づくりのためのヒアリングと設計図の作成
● 残り3割は工事監理
といったことをご紹介しました。ここまでは、表からも割と見えやすい部分です。
けれど、建築家の先生方がお施主様のためにしてくれることは、実はこれだけではありません。建築家は、お施主様から見えないところでも、お施主様のためにあれこれ動いてくれているのです。
■月に代わっておしおき…じゃなくて、お施主様に代わって値交渉よ!
時には、建築家の先生が私たち工務店の出したお見積りに「ここ、ちょっと高いです」と値交渉してこられることもあります。
建築家はお施主様の味方。
でも工務店だってお客さまをがっかりさせたくない、少しでもご要望を実現させたいという想いは同じです。
でも現実問題、コストはかかる…。
とてもよくある、夢と現実のせめぎ合いです。
そしてそんな時は、建物の美しさや機能を損なうことなく、なんとかしてコストダウンできないか、建築家と工務店で徹底した議論が尽くされます。
家づくりのたびに幾度となく繰り広げられるそんな熱い戦い、もとい打合せですが、これは通常、お施主様からは見えない部分なんですよね。
建築家の先生方は、設計や監理だけでなく、見えないところでもお施主様のためこうして相当な時間と手間を注いでくれているのでした。
■次回は、上村工建の職人さんのお話をお届けします
全3回にわたってお届けした設計料のお話、いかがでしたか?
次回は、建築家の図面通りに家を建てることができる希少な技術者、上村工建の職人さんについてご紹介してみたいと思います。どうぞお楽しみに。