2022.05.10
上村工建家づくり奮闘記「父母との思い出を辿るような家」【後編】
家づくりについて
こんにちは! 上村工建の上村です。
今回も前回に引き続き、古い平屋のリフォーム案件「父母との思い出を辿るような家づくり」の家づくりエピソードをご紹介していきたいと思います。
■ノスタルジックな雰囲気を大切に
今回のリフォームは「不便でもいい。父母との思い出を辿るような家づくりをしたい」というお施主様のご要望がありました。
そこで、壁は通常のクロスではなく古い土壁を採用。電気配線も今風にスッキリ隠すのではなく、あえて昭和のテイストを残した電気スイッチを設置しました。このスイッチは、電気工事を担当する業者さんが方々から探してきてくれたものです。
また玄関の照明も、パナソニックやコイズミといった通常の商品カタログからは「これ!」というものがやはり見つからず、手作りの一点物などを販売しているポータルサイトから、「傘と裸電球のみ」のシンプルかつノスタルジックな造形の照明を探してきて設置しました。
余談ですが、よくある既製品の中から欲しいものが見つからない時は「ミンネ」などの手作りサイトに出品されているアイテムを探してみると、お手頃価格で良いものが見つかる…ということが結構ありますよ。
■水回りは綺麗な新品を
今回のリフォームは、基本的には利便性よりノスタルジックな雰囲気を大切にする家づくりを行いましたが、水回りだけは綺麗な新品を導入しました。
こちらは奥様のお好みです。
これにより、ご希望のテイストと利便性を両立した家が完成しました。
■リフォームも建築家に相談すると一味違う仕上がりに
建築家との家づくりは新築だけのように思われがちですが、リフォーム案件にも建築家の腕が振るわれることは珍しくありません。
家が古くなってきて、リフォームするべきなのか? 建て替えるべきなのか? と悩まれている方は、お気軽にご相談くださいませ。
家の状態やライフスタイルに合わせて、建築家とともに最適なご提案をさせていただきます。