新築住宅
宮川の家 邸
Vol.061多気郡宮川の家 邸
~前編・夫より~
子どものころ、自分が駆け回った田んぼのあぜ道を今は小学生になった息子が近所の友だちと、泥だらけになって駆け回り、妹はいつもべそをかきながら後を追っています。
軒先に置いた虫かごには、イモリやさわガニ、カエルやかめなど、子どもたちが獲ってきた生き物が日に日に増えています。
子どもたちは近所のおじちゃんやおばちゃん、大ばあちゃんやじいちゃんばあちゃんに見守られ、毎日くたくたになるまで遊んでいます。
その土地の自然や気候風土を全身で感じながら、そこに暮らす人たちとの関わりあいの中で子どもたちに大きくなっていってほしいと考え、実家の隣りに「自分たちの家」を建てようと考え始めたのが2年ほど前。
“つくりものの家”でなく、“素材そのままの家”を、“その土地の自然や風景と対立する家”でなく、“その土地の自然や風景に溶け込み、なじむ家”をという私たち夫婦が持っていた思いでした。
大森先生には、そんな私たちの思いを見事に“家”として実現して頂きました。
自分の山の木を使う、薪ストーブを設置する、そして大森先生や妻に「ほんとにいる?」と何度も聞かれながらも、これだけは最後まで譲らなかった小便器の設置など私のささやかな?願いもしっかりとかなえてもらえました!みなさん、ありがとうございます。
合掌。
~後編・妻より~
大森先生は4人のお子さんのお母さん!さすがはベテラン主婦。家事がしやすいように細かく配慮して頂いた設計で、住んでみてなるほどなぁ~と感心するところが多いです。
大きな窓と2階のテラスからの山と川の眺め、そして、家中に広がる木の香りに癒されます。
日当たりを考慮したL字型の家には太陽の光がいっぱいにふりそそぎます。ウッドデッキは家族や近所の人のたまり場になり、農作業の休憩や昼食時には食事の場になることもしばしばです。
裸足で歩くととても気持ちがいい分厚い杉の床、温かみのある土佐漆喰の壁や白熱球の灯り。杉の床はすぐに傷がつき、漆喰壁は汚れても拭けませんが、それがまた味わいに変わっていくのも自然素材の良さかな・・・と思います。
自分の山の木を切り出し、製材してもらい、柱や子ども部屋の壁、棚、ダイニングテーブルの天板にも使う事ができました。ちょっと変わった丸太の大黒柱は、いつも誰かがなでています。(子どもたちは木のぼりを楽しんでいます!)
柱用の杉を切り出した隣の山で、夫と義父が今度は薪ストーブ用の雑木を切り、薪作りに励んでくれています。本格的に使用するこの冬が楽しみです。オーブンが付いているのでどんな料理を作ろうか今からワクワクしています。
何度も打ち合わせをし、相談にのってもらい、アドバイスを頂いたりする間に、自分たちが家づくりの中で何を大切にしたいのか?どんな生活をしたいのか?しっかり優先順位を考え、整理することができました。
大森先生、畑さん、川喜田さん、沢山の人に関わってもらって出来たこの家を、これから大事に住んでいきたいです。
本当にお世話になりました。ありがとうございました。
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