新築住宅
CROSSING
建築家/加藤純・竹内美穂/一級建築士事務所 作人
家の周囲が「360°田園」と開放的な立地のため、L型に配置したリビングとダイニングキッチンに加え、残りの2方を板塀で囲って中庭を切り取り、プライベートな空間を確保する計画です。
基本となる建築の構成は、板張り壁の1階ボリュームと白い壁の2階ボリュームが、90°に交差した立体的な構成としています。
上棟時の2階から眺めた夕暮れの風景は、初秋の穂波が風で揺らぐ地平に、線路が一筋横切るといった、印象的なものでした。
風奔る田園風景の中に、静かに佇む「道標」のような存在、そのような感のある家です。