低いプロポーション、なだらかな屋根、そしてゆるやかに角度を振って庭を囲んだ平面プランを持つ穏やかな住宅です。
土間納戸と土間玄関という二つの土間を持ち、外部と内部を緩やかなゾーニングで繋ぎます。
構造材には吉野の葉枯らし材を、また内部には杉板や土佐漆喰等の自然素材をふんだんに使っています。
幼子３人を持つ若い一家は雨水利用、屋上緑化にも関心が高く、ルーフガーデンや雨水タンクを設けました。
古い町並みの中への新築ですが、数年後には壁面緑化を企てた西側外壁が緑で覆われ、ルーフガーデンの家庭菜園での収穫が食卓を賑わせることでしょう。