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2021.12.28
家づくりについて
年末のご挨拶
こんにちは! 上村工建の上村です。 寒い日が続きますが、みなさま風邪などお召しにならず、健やかにお過ごしでしょうか? 今回は2021年最後の投稿ということですので、年末のご挨拶をさせていただきたいと思います。 ■さまざまことがあった2021年 今年も本当にいろんなことがありましたね。 大きな自然災害や、新型コロナウイルスの再流行による緊急事態宣言の発出…。 こうした被害に遭われたみなさまには、心よりお見舞い申し上げます。 また、東京オリンピック、パラリンピックが開催されたり、新政権が発足したりもしました。 ■上村工建ではHPをリニューアル 弊社では、去年から計画していたホームページのリニューアルをとうとう実現しました。 建築家と共に作り上げられたたくさんの美しい家が、施工事例のページからより見やすい形になって掲載されています。 ご興味のある方は、ぜひホームページのほうもご覧くださいませ。 また、2020年から始めたInstagramによる情報発信に加え、YouTubeでの動画配信なども始めました。 今後も、よりたくさんの方に上村工建のことを知っていただけるよう、しっかりと情報を発信していきたいと思います。 ■今年一年の感謝をこめて みなさまに支えられ、今年も無事に一年を終えることができました。 いつも本当にありがとうございます。 今後も上村工建を、何卒よろしくお願い申し上げます。 それではみなさま、良いお年を! ※弊社の年末年始休暇は12月30日~1月5日です。
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2021.12.23
家づくりについて
夜見ても美しい上村工建の家「白と茶いろの家」
こんにちは! 上村工建の上村です。 夜見ても美しい上村工建の家シリーズ、今回ご紹介するのは「白と茶いろの家」です。 シンプルな箱型の家でありながら、目が覚めるような明るい白の外壁、大きな開口部とその前にある深い軒庇が印象的な外観です。 ■明るく暮らす こちらのお宅は、できるだけシンプルに造ることで、住まい手が思うまま暮らしをデザインできるよう設計されています。 ポイントは、たっぷり入ってくる太陽の光と、緑の芝生。 住む人がのびのびと、リラックスして生活しておられる様子がありありと想像できる開放的な空間です。 ■大切に暮らす こちらのお宅はつい最近築10年を迎え、外壁のメンテナンスをご用命頂いたばかりでもあります。 定期的なメンテナンスでお家を大事にしてくださっているのも、私達にとってはこの上なく嬉しいことのひとつ。 今回もメインの色は白をセレクトし、美しい外観が保持されています。 ■今後も随時施工事例をご紹介予定 今回ご紹介した「白と茶いろの家」、いかがでしたか? 今後も弊社アカウントやホームページにて、施工事例を随時ご紹介していく予定です。 ぜひチェックしてみてくださいね。 今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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2021.12.21
家づくりについて
家が建っていない場所には理由がある【後編】
こんにちは! 上村工建の上村です。 前回の記事では、家が建っていない場所は、 ・そもそも住宅向きではない土地(詳細は前編の記事をご覧ください) ・電気や水道が来ていない土地 であることが多い、というお話をご紹介しました。 まさに、家が建っていない場所には、建っていないなりの理由がある、ということですね。 ■三重県にも特殊な土地は多い 三重県にも、農業優先の土地、温泉が出る土地、自然公園法が厳しく建ぺい率が10%程しかない土地など、特殊な土地はたくさんあります。 農業をやっている人だけしか家を建てられない土地などの場合は、お子さまが農業を継いでいないと、親の土地なのに家を建てることができない、といった事態が起こることなどもあります。 そういう土地の場合は、家を建てられるように役所で手続きをするところから始めなくてはなりません。 ちなみに、こうした手続きは土地家屋調査士などの行政手続きのプロと共に行います。その際は、その土地に根付いた土地家屋調査士さんにお願いすることがとても重要なので、人選も大切です。 ■できれば土地購入の前にご相談を 三重県は広く、前述のとおり、特殊な条件を持つ土地も割と多い地域です。 土地を買う時には、そうした条件などもしっかりと確認した上でご購入するようになさってくださいね。 可能であれば、土地を買う前にご相談いただくのがベストです。 「まだ土地も買っていないのに相談していいの?」 と言われる方も多いのですが、何の問題もありません。お気軽にご相談下さい。 スタッフ、そして都合が合えば建築家の先生が、一緒にその土地を見させていただきます。
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2021.12.16
家づくりについて
家が建っていない場所には理由がある【前編】
こんにちは! 上村工建の上村です。 今回ご紹介するのは「家が建っていない場所には理由がある」という話題です。 ■「森の中の一軒家」に憧れる人は多いけれど… 家を建てるにあたって「森の中の一軒家」に憧れたことがある人は、少なくないのではないでしょうか? 「車やバイクの排気音や、人の喧騒から離れた場所で静かに暮らしたい」とか、逆に「趣味の楽器を思い切り楽しみたい」「子供たちがどんなに騒いでも気兼ねしない環境が欲しい」など、いわゆるポツンと一軒家を希望される方の思いはさまざまです。 ですが、ここでひとつ、大事なことを覚えておいてください。 家が建っていない場所には、建っていないなりの理由があるんです。 その理由は、土地の種類がそもそも住宅向けではないことが多いから。 ■住宅向けではない土地とは? 土地には建物優先の土地と、環境優先の土地があります。 通常、宅地として売られている土地は、建ぺい率が大体60%はあるものです。しかし環境優先の土地の場合は、 ・建ぺい率が10%しかない(自然公園法などが厳しい土地) ・外壁などに使える色が限られている(京都などの景観法が厳しい土地) ・農業をやっている人しかそこに家を建てられない(農業従事者優先の土地) など、特殊な条件があります。 また、電気や水道が来ていない土地などもあります。 >>後編に続く
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2021.12.14
家づくりについて
実は難しい!? 柱や梁の再利用【後編】
こんにちは! 上村工建の上村です。 前回は、建て替えをするにあたって、今ある梁や柱を再利用するのは難しい、というお話をご紹介しました。 では、愛着ある梁や柱は捨てるしかないのでしょうか? いいえ、そんなことはありません。 今回は、梁や柱を新しいお家で再利用する方法についてご紹介します。 ■構造体に関係のない装飾として使う たとえ今の住宅の規格とはサイズが合わなかったり、加工が難しかったとしても、構造体に関係しない柱や装飾として、再利用することは可能です。 たとえば、過去の事例では玄関の踏み板として、柱を再利用した事例などもあります。 ■通常のハウスメーカーでは不可能な家づくりにも、柔軟に対応 古い柱や梁の再利用、建具の再生。これらは、通常のハウスメーカーではなかなか対応が難しいところでしょう。なぜなら、手間とコストが通常の家づくりに比べて多すぎるからです。 しかし、すでにこれまでもたくさんの事例でご紹介してきたとおり、弊社はそうしたこだわりの家づくりにも柔軟に対応することが可能です。 というより、お客さまのこだわりが起点となって家づくりが始まると言っても過言ではありません。 ここだけの話ですが、大手ハウスメーカーにお勤めだった方が、自社では望む家が建てられないから…、と定年後に弊社で家づくりをされることもあったりします。 ■ご相談はお気軽に 古い梁や柱の再利用に関する話題、いかがでしたか? 家づくり、建て替え、リノベーションに関するお悩みやご相談、「こんなことはできるのかな?」という疑問などがありましたら、どうぞお気軽にご相談くださいませ。 スタッフが親身になって、ご希望を実現するための方法をご提案します。
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2021.12.09
家づくりについて
実は難しい!? 柱や梁の再利用【前編】
こんにちは! 上村工建の上村です。 建て替えをするにあたって「今、使われている梁や柱を再利用したい」というご要望をいただくことがよくあります。 今現在、梁や柱として使われているものをまた使うだけのことなんだから、誰もそれほど難しいこととは思わないですよね。 ですが実はこれ、本当はかなり難しいんです。 ■梁や柱の再利用が難しい理由1「サイズが違う」 建て替えをするということは、それなりに築年数が経っている家、ということになります。 そういう築年数の長い、いわゆる「昔の家」は、当時の平均身長に合わせて建てられており、現在の規格とは違うことが多いんです。柱の長さも、やはり今の住宅とは異なります。 ■梁や柱の再利用が難しい理由2「加工が難しい」 既存の梁や柱を加工しようとすると、元々刺さっている釘などに引っかかってノコギリ等の道具類の刃が折れてしまう、ということもよくあります。 通常の木材を使えば発生しない手間やアクシデントが起こりやすいのも、梁や柱の再利用が難しい理由のひとつです。 ■次回、「その手があったか!」愛着のある梁や柱を再利用するためのアイディア 今回は、今使われている梁や柱を、建て替えで再利用するのが難しい理由についてご紹介しました。 しかし、だったら愛着ある梁や柱は捨てるしかないのでしょうか? いいえ、安心してください。再利用できる場面もちゃんとあります。次回はそんな、梁や柱の再利用方法についてご紹介しますね。どうぞお楽しみに^^
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2021.12.07
家づくりについて
上村工建の家づくり奮闘記「こだわりの木材」【後編】
こんにちは! 上村工建の上村です。 前回の記事では、「先祖代々受け継いできた山から切り出した木材で、家を建てたい」と希望されるお施主様のお話をご紹介しました。 今回は、そんな思い入れの深い家づくりがどのようにして実現したのか? そして、お施主様ご夫妻はその家でどんな暮らしをしているのか? についてご紹介したいと思います。 ■建築家の手腕があってこそ実現した家づくり 通常の家づくりは、すでに部材として使える状態の木材を使用します。 山に入って使えそうな木をイチから選定し、それを切り出して、きちんと木材に加工するところから始める家づくり、というのはかなりイレギュラーなケース。たとえ建築家といえど、誰にでもできることではありません。 それが今回、お施主様のご要望を見事に実現することができたのは、木造住宅に造詣の深い建築家・大森尚子先生の存在あってこそです。 大森先生は、三重県の建築関係者が集って開催している勉強会「みえ木造塾」のメンバーのひとり。日頃から木造の住まいづくりに関する理論と実践を学んでいた大森先生だからこそ、お施主様のご希望に沿った家づくりがが実現しました。 ■本当の贅沢、究極のスローライフ ちなみに今回のお施主様ご夫妻は、定年し、終の住処としてこのお宅を建てられました。 大森先生の尽力もあって実現した、思い入れの深い家。そこで、ご夫妻は豊かな自然に囲まれたスローライフを満喫されています。 薪割りをして薪ストーブを使い、自分たちで作った野菜で自給自足。時には自分達の名前が入った有機野菜を道の駅で販売したりすることも…。 今の世の中は、とにかくコストパフォーマンスばかりが重視されがちですが、たとえ通常よりお金がかかっても思い入れの木材で家を建て、そこで、自然と共に暮らしていく…、そんなお施主様ご夫妻の暮らしは、ある意味、本当の贅沢なのかもしれませんね。
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2021.12.02
家づくりについて
上村工建の家づくり奮闘記「こだわりの木材」【前編】
こんにちは! 上村工建の上村です。 大好評「上村工建の家づくり奮闘記」シリーズ、今回は家づくりに使う木材に関するお話です。 ■自分の山から切り出した木材で家づくり 「先祖代々所有している山から木材を切り出して家を建てたい」というご要望をいただくことが、たまにあります。 子供の頃からお祖父さまやお父さまに、 「家を建てるときは、家の山の木を使ったら良いからね」 と言われていたので、その思いを汲みたい、という理由からです。 木材を買わずに済むなら、家づくりの費用がかなり浮くのでは…と思いますよね。きっと、お祖父さまやお父さまも、そう思って自分の山の木を使うようおっしゃったのだと思います。 ですが、実は逆。 山に入って使えそうな木を選定し、切り出して、皮を剥き、乾燥させる。そうした手間を考えると、すでに建築資材として製材されている木材のほうが、断然安くつくんです。 そうしたことは、私たちからもお施主様にしっかりとご説明します。 ですが、それでもあえて山から木を切り出して使うことを選択されるのは、 「思い入れのあるもので家づくりをしたい」 というお考えがあるから。先祖代々の重みですね。 また、そうした想いを実現できるのは、注文住宅ならではの魅力です。 ■次回、想いの詰まった素敵な家が完成するまでの道のり 次回は、実際に木材を切り出して家が完成するまで、そして、完成したお宅での、お施主様ご夫妻の素敵なライフスタイルについてご紹介します。 どうぞお楽しみに!
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