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2022.07.28
家づくりについて
施工事例「建具で作る可変性空間の住まい」
こんにちは! 上村工建の上村です。 今回ご紹介する施工事例は、四日市市の「建具で作る可変性空間の住まい」です。 こちらの設計を手がけられたのは、以前「建築家インタビュー」でもご登場いただいた小田達郎先生です。 小田先生のインタビュー記事をまだご覧になっておられない方は、是非そちらもチェックしてみてくださいね。 ■戸建住宅から利便性が高いマンションへ こちらのお施主様は、長く住んでいた戸建ての住宅を出て、「買い物がしやすい」「公共交通機関が充実している」といった利便性が高いエリアのマンションにお住まいを移されたお施主様です。 3LDKのマンションを、2LDK+書斎+ FCL(ファミリークローゼット)に改修しました。 「家の形は家族のカタチに通ずる」 という小田先生の信条の通り、ただ単純に部屋を設けるのではなく、お施主様の暮らし方や用途に合わせて、可変性を持たせた空間作りをしたのがこのリノベーションの特徴です。 また、老後の生活も考慮に入れて玄関から室内への段差をなくしたバリアフリー設計にもなっています。 ■愛着ある格子扉をリメイク お施主様がもともとお住まいだった戸建住宅は立派な日本家屋で、建具も手の込んだものばかり。 せっかくなので、愛着ある格子扉をリメイクして新しいお住まいでも再利用しました。 ■今後も素敵な施工事例を随時ご紹介予定! 小田先生の設計による「建具で作る可変性空間の住まい」、いかがでしたか? 今後も素敵な施工事例を随時ご紹介予定です。ぜひ、みなさまの家づくりの参考にしてみてくださいね。 今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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2022.07.26
家づくりについて
建築家による照明計画
こんにちは! 上村工建の上村です。 前回、前々回の記事で、照明の種類や用途、光が心と体に与える影響などについてご紹介してきました。 さまざまな要素が絡み合う照明計画を満足できるよう創り上げるのはなかなかに骨の折れる作業ですよね。 しかし建築家との家づくりは、照明計画の進め方も一味違います。今回は、そんな建築家との家づくりならではの照明計画についてご紹介します。 ■照明の模型でスケール感を確認 図面を見ただけ、または店頭で照明の現物を見ただけでは、その照明が空間に対して大きすぎないか、小さすぎないか、どんな高さで吊るすのか、などをイメージするのはかなり難しいと思います。 そこで、建築家の先生が照明の模型を作ってきて、お施主様にスケール感を確認する、ということがよくあります。 原寸大の模型があれば、お施主様もより明確なイメージを持って照明計画を進めることができますよね。 また「既存のLED照明の光がまぶしすぎる」というお施主様のご要望に応じて、照明のカバーを木で自作された先生もいらっしゃいました。 照明は空間の雰囲気を大きく左右する重要な要素のひとつ。しっかりとこだわって、自作の照明を作ってくれる先生も珍しくありません。 ■建築家との家づくりにご興味がある方はお気軽にお問い合わせください 建築家とともに建てる家は、お施主様のためだけに考え抜かれた唯一無二のものです。 それは照明計画においても変わりません。 こうした建築家との家づくりにご興味がお有りの方は、どうぞお気軽に弊社までご相談ください。 スタッフ一同、いつでも心よりお待ちしております(^^)
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2022.07.21
家づくりについて
照明計画は「光が心と体に与える影響」も考慮して考える
こんにちは! 上村工建の上村です。 前回の記事では代表的な照明の色3種類と、それぞれの用途についてご紹介しました。 今回は、照明の明るさが心と体に与える影響についてご紹介したいと思います。 ■強い光はONモード、柔らかい光はOFFモード 基本的に人間は明るければ「ONモード」に、暗ければ「OFFモード」にスイッチが入るようになっています。 そのため「ONモード」でしっかり働かなくてはならないオフィスや工場などには、昼白色の明るい照明が用いられます。 逆にホテルの部屋などは、入った瞬間は「暗っ!」と思うほど光が抑えられていますが、ユーザーをリラックスさせるという用途を考えれば、その明るさは利に適っていると言えます。 ■明るさに対する感性は人それぞれ ここまで単純に「暗い」「明るい」という表現をしてきましたが、実際のところは「明るさ」に対する感性は人それぞれです。育った環境などによっても大きく変わります。 世間一般で言われる「標準的な明るさ」が、必ずしもご自身にとっての「心地よい明るさ」とは限りません。 ご自身にとって最適な明るさとはどれぐらいのものなのか? もしご興味がおありの方は、多種多様な照明を扱うショールームなどで、実際にいろいろな照明機器を見てみるのもおすすめです。
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2022.07.19
家づくりについて
照明計画は「その部屋で何をするか?」をもとに考える
こんにちは! 上村工建の上村です。 家づくりをする上で皆さんが非常に悩まれる事のひとつが「照明計画」です。 ■照明の種類は大きく分けて3種類 照明計画を立てる上で、まず知っておかなければならないのは照明の種類です。照明の種類は大きく分けて3種類あります。 まず一つ目は昼白色。 この昼白色は物の色をリアルにはっきりと見せてくれる太陽光に近い色の照明で、本を読んだり細かい作業をする時に最適な照明です。工場やオフィスなどでよく用いられます。 二つ目は電球色。 電球色はキャンドルに近いオレンジ色の光の照明です。料理を美味しそうに見せたり、女性の肌を綺麗に見せたりしてくれる色なので、レストランなどに適しています。 ホテルなど、人をリラックスさせるための空間にもよく用いられます。 三つ目は温白色。 昼白色と電球色の中間程度の色で、普段使いによく使われる照明です。 ■部屋の用途によって照明は変わる 照明計画は上記の3色の照明を部屋の用途によって使い分けます。 ただ、家族が集うリビングなどは「リラックスもしたいけど、子どもが勉強することもある…」など、用途が重複してしまうこともありますよね。 そんな時は、調光器でその時々の用途に合わせて照明の色を変えたり、スイッチの分離で部屋の明るさ調節することも可能です。 ■次回は「照明が心と身体に与える影響」についてご紹介予定 照明の種類や用途に関する話題、いかがでしたか? 次回は照明が心と身体に与える影響についてご紹介します。ぜひチェックしてみてくださいね!
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2022.07.14
家づくりについて
屋外での打ち合わせは、体調管理をしっかりと
こんにちは! 上村工建の上村です。 家づくりをする過程において、現場───つまり、屋外で打ち合わせをすることは結構あります。特に外構に関する打ち合わせは、どうしても屋外になりがちです。 夢の詰まった大切なマイホームに関する打ち合わせですから、当然どのお施主様も話し合いに没頭されるのですが、そのせいで、ご自身のお身体に異変が起きても、なかなかそれに気づきにくいことがあります。 ■日焼け対策や暑さ対策を万全に 先日は、弊社の小島が屋外で打ち合わせをした後、日焼けで背中の皮膚が大変なことになった、ということがありました(紫外線は実は真夏より4月や5月の方がきついのです)。 屋外での打ち合わせが数時間に及ぶことも珍しくありません。(過去には最長6時間屋外で打ち合わせをしたことがあります・笑) 弊社でも日よけやアウトドア用の椅子などを多少ご用意していますが、人数分に足りない時は、誰かが立ったまま、強い日差しにさらされたまま、お打ち合わせをすることに…。 そんなことにならないためにも、現場(屋外)で打ち合わせをする場合は、暑さ対策を十分にしていただくのがおすすめです。 夏は日傘、日焼け止め、保冷剤、ハンディ扇風機、そして水分補給用のマイボトルなどが必須アイテムです。 熱中症などにかかると、命に関わる事態にも陥りかねません。屋外でお打ち合わせをする際は、ぜひしっかりと対策をした上で臨んでくださいね!
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2022.07.12
家づくりについて
この時代の家づくり【後編】
こんにちは! 上村工建の上村です。 前回の記事では、さまざまな情勢の影響により、子ども部屋のリフォームをするための費用が10年前に比べるとかなり値上がりしていた…というエピソードをご紹介しました。 元々はひとつの部屋として使っていた広めの空間を、お子さまの成長に合わせて二つの部屋に仕切る、というリフォームは珍しくありません。 子ども用の玩具や遊具を広々と使える空間があることや、子育ての効率を考えると、大きめの子ども部屋は非常に魅力的です。 しかしリフォームの費用が昔に比べてかなり上がっている現在、最初から子ども部屋を分けておくという選択肢も考えざるを得ません。 いったいどちらが良いのでしょうか? ■異性のご兄妹(姉弟)の場合 弊社の事例では異性のご兄妹(姉弟)場合、最終的には必ず部屋を仕切られているケースがほとんどです。 費用の面のみを考えれば、異性のご兄妹(姉弟)なら最初から部屋を分けてしまうというのもアリだと思います。 ■部屋を区切った後のことも 仮に今は部屋を分けないとしても、将来的に部屋を起きる可能性があるのなら、エアコンや照明コンセントなどについてはあらかじめ考えておく必要があります。 片方の部屋には電気やエアコンがあるけれど、もう片方の部屋にはない…となるとなかなか厄介ですよね(^o^;) 新築だけでなく、建て替えやリノベーション、リフォームでお困りのことがあれば、お気軽にご相談ください。 最適なプランをご提案させていただきます。
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2022.07.07
家づくりについて
この時代の家づくり【中編】
こんにちは! 上村工建の上村です。 前回の記事では、長引くコロナ禍やウッドショック、緊迫する世界情勢の影響であらゆる物の物価が上昇しており、住宅もその例外ではない…という話題をご紹介しました。 弊社でも先日、改めてそれを実感する出来事がありました。 ■「10年前とかなり違う…」 先日、10年前に弊社で家を建てていただいたお施主様のお宅で、子ども部屋のリフォームをさせていただいた折のことです。 二人のお子さまがそれぞれ成長されたので、子ども部屋として使っていた大きな空間を二つに分ける工事を行ったのですが、かかった費用が10年前の想定とかなり違っていました。 お施主様も「私たちが家を建てた頃と、大分違いますね」と驚いておられました。 ■待った方がいい?早く済ませる方がいい? お子さまたちが小さい間は広めの空間を子ども部屋として使い、成長してプライバシーが必要になる時期に、その空間を仕切って個室にする、というリフォームはよくあります。 しかしリフォームのための費用も今後値上がりしていくことを考えると、最初から個室にしてしまった方が良いのかも?とも考えられますよね。 次回はその辺りのことについて、少し掘り下げてみたいと思います。よろしければ、是非チェックしてみてくださいね!
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2022.07.05
家づくりについて
この時代の家づくり【前編】
こんにちは! 上村工建の上村です。 このところ、あちこちで食料品や日用品などが値上がりした、というニュースを目にします。 長引く新型コロナウイルスの影響や、ウッドショック、緊迫する世界情勢など、さまざまな要因が重なっての物価上昇。 私たちの建築業界にも、その影響は広がっています。 ■モノがない! 輸送費も高い! 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、世界中の各地でロックダウンが行われました。 住宅の設備を作っている工場も何ヶ月もの間、閉鎖されました。 そのせいで今日本の建築業界にはとにかく「モノ」がありません。 例えば、弊社でも2月にお引渡しをした現場で4月にやっとセンサー付きライトを設置できた…という物件もありました。 給湯器などもなかなか入ってこない状態です。 (今、給湯器が故障したら、結構大変かもしれません) ■今後、家の価格はどうなる? 設備や部材が値上がりし、しかも輸送費も高い…となると家全体の価格も必然的に上がってしまいます。 そしてその値上がりは今後も続いていくだろう、というのが業界全体の共通した見通しになっているのが現状です。 「今は値上がりしているから、家を買うのは何年か待とうか」なんて言っているうちに、さらに値が上がってしまった…ということもありえそうです。住宅購入を本気で考えておられる方は、早めに検討を進めたほうがいいかもしれません。 >>中編に続く
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