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2021.06.29
家づくりについて
夜見ても美しい上村工建の家「伊賀のフラットハウス」
こんにちは! 上村工建の上村です。 建築家住宅は、明るい陽の光の下で見るのももちろん良いのですが、夜はその美しさがより際立ちます。 建物が一層洗練されて見えるよう、緻密に計算されたライトアップ、窓から零れる灯り。どれをとっても、「さすが建築家の設計」というものばかり。 そんな「夜見ても美しい上村工建の家」をご紹介する本シリーズ。 今回ご紹介するのは「伊賀のフラットハウス」です。 ■若いご夫婦と娘さんおふたり、4人家族が暮らす平屋住宅 「伊賀のフラットハウス」は、若いご夫婦と可愛らしい娘さん2人の4人家族が暮らす、平屋建てのお家です。 正面から見た美しさもさることながら、家の中もこだわりが盛りだくさん! 20坪以上の広いお庭と一体になった吹き抜けリビングや、半地下の趣味質、中2階の「みんなの書斎」など、家族の夢がしっかり形になった「夢のマイホーム」となりました。(中庭やリビングなどの画像は、弊社ホームページWORKSのページからご覧いただくことが可能です。ご興味がおありの方はぜひご覧になってみてくださいね!) 今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました^^
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2021.06.24
家づくりについて
家も家族と一緒に年を取る…メンテナンス、大事です
こんにちは! 上村工建の上村です。 今回は、家のメンテナンスの重要性について、お話してみたいと思います。 ■メンテンナンスフリーは今のところ実在しない!? 家を建てる際、「メンテナンスフリーのものにしてほしい」というご要望を頂くことが稀にあります。 メンテナンスフリー。 こう聞くと、まるで「メンテナンスが必要ない」みたいですよね。 ですが、本当に「建てた後にメンテナンスが一切必要ない」なんて家は、私の知る限り、今のところありえません。 「普通の材質に比べてメンテナンスを行う頻度が少なく済む」というだけのものを「メンテナンスフリー」と言っている業者などもあります。 仮に、材質そのものが本当にメンテナンス不要だったとしても、その継ぎ目を接着している材質も同じくメンテナンスフリーとは限りません。継ぎ目が劣化すればそこから雨風が入り込んで、結局家を劣化させてしまいます。 頻度の差はあれ、どんなものにもメンテナンスは必要です。 車だって、マメに洗車すれば塗装は長持ちしますが、放置し続ければ劣化も早まりますよね。家も同じです。 適切なタイミングでメンテナンスを行わなければ、劣化が進み、家にとってより深刻なダメージを与える結果になってしまいます。 家のメンテナンスに掛かる費用は、決して安い金額ではありません。 ですが、大切な家を長く住みやすい状態に保つためには、無くてはならないもの。ぜひ真剣に向き合って見てくださいね^^ 今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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2021.06.22
家づくりについて
施工事例「津・偕楽公園の家」
こんにちは! 上村工建の上村です。 今回は弊社の施工事例「津・偕楽公園の家」をご紹介します。 ■実は他所に土地を買って建てる?という案も出た立地 「津・偕楽公園の家」は、若いご夫婦が、お祖母様のお持ちだった土地に建てた家です。 地形が少し変わっていて、後ろに垂れた───つまり、後ろは表から見ると一階分下に落ちている、という形の土地で、一時は「別の土地を買って家を建てる?」という案も出るほどでした。 ですが、エリア的にはみんな手放さない人気のエリア。駅から近く、美しい桜もあり、立地は素晴らしい土地です。 結果、やはり地盤補強をして、そこに家を建てよう、という流れになりました。そうすることで、その土地そのものの資産価値も高まります。 ■建築家住宅だから実現した、土地の形状に合わせた家づくり 後ろに垂れた部分を埋め立てて使おうか、という案も出たものの、それには大きなコストが掛かります。 決まった規格の中でしか建てられない一般的なハウスメーカーの家なら、そうするしかなかったでしょう。 しかし、ここでも建築家の見事な手腕が発揮されました。 埋め立てなどをせずとも、土地の形状に合わせて独自の設計をし、無事、美しい家が完成! 完成した家は表から見ると2階建て、裏から見ると3階建て、というデザインで、1階部分は倉庫、その上の1階と2階が居住スペースとなりました。 ストーリーズにも上げてありますので、よろしければぜひチェックしてみてくださいね。 先祖伝来の土地に若い夫婦が越してきたことで、ご親戚のみなさんも「近くに住んでくれてありがとう!」と大喜び。 ご夫婦はもちろん、ご親族のみなさんに喜んでいただけた家づくりとなりました^^
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2021.06.17
家づくりについて
「お客さまに喜んでもらいたい」職人さんの想いがこもったエピソード
こんにちは! 上村工建の上村です。 前回の記事では、建築家によるハイレベルな設計を実際に施工するには、同じくハイレベルな職人さんや現場監督さんの存在が不可欠、という話題をご紹介しました。 今回は、そんな上村工建の職人さん達の、実際の現場でのエピソードをひとつご紹介します。 ■見せる梁…、イヤイヤ、これは見せられない とあるリフォーム現場でのお話です。 そのリフォームでお客さまは、天井の梁が見えるデザインをご希望でした。 ですが、実は「見せる用の梁」って高いんです。 通常、屋根の中に使われる梁には、サインペンで番号が書いてあったり、汚れがあったりします。 ですが、表から見えるように梁を設置する場合は、汚れを落としたり表面を磨いたりして、美しく整える必要があるので、その分コストも上がってしまうのですね。 お客さまはコストダウンのために、「見せる用の梁じゃなくていいよ。普通の梁で。おいおい自分で綺麗にするから」と仰っておられたのですが、天井の梁です。一般の方が自分で磨くなんて、普通に考えて至難の業。 とはいえ、予算には限りがあるし…、と私たちは頭を悩ませていたのですが、ある朝、現場に入ると、書かれた文字や汚れがそのままだったはずの梁が、綺麗に磨き上げられているではありませんか。 そう、「お客さまに喜んでもいたいから」という想いから、職人さんが厚意で梁を綺麗に磨いてくれていたのです。 実は上村工建の家では、こうした職人さんの厚意で実現したコストダウンもかなり存在します。ありがたい…(泣) もちろん、お客さまも大感激で喜んでくださいました^^
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2021.06.15
家づくりについて
「これはこの人にしかできない仕事」そんな腕を持つ上村工建の職人さんたち
こんにちは! 上村工建の上村です。 建築家との家づくりをご紹介していると、どうしても建築家の先生の話題が多くなってしまいがちですが、実は、建築家との家づくりに欠かせない存在は他にもあります。 それは、熟練の現場監督や、職人さんの存在です。 ■時に感動すら覚える「職人の技」 建築家と共に建てる家は、これまでもご紹介してきた通り、完全オーダーメイドの一点ものです。つまり、同じ家はひとつとしてなく、求められる物が現場によって全く違うということ。 これを実現するためには、ハイレベルな技術を持つ、現場の職人さんや監督の存在が欠かせません。 決まった作業をこなしていれば良い大量生産の家なら、入社1~2年の職人さんでも対応できるでしょう。しかし、独自性の高い建築家住宅の工事は、そうしたレベルの職人さんではまず対応できません。 建築家との家づくりを長年にわたって行ってきた上村工建の職人さんは、誰もが「この仕事はこの人でないとできない」という高い技術力の持ち主ばかり。 彼らがいるからこそ、上村工建の家は上村工建の家たりえるのです。 ■次回は職人魂が光る現場の実話エピソードをご紹介 ハイレベルな設計を実現するのに欠かせない、ハイレベルな職人さんのお話、いかがでしたか? 次回は、「お客さんに喜んでもらいたい」そのために手間を惜しまない職人さんたちの、現場での実話エピソードをご紹介します。どうぞお楽しみに^^
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2021.06.10
家づくりについて
設計料のお話~建築家がしてくれること~3
こんにちは! 上村工建の上村です。 前回、前々回までの記事では、 ● 建築家に支払う設計料は、建物代の8~12%が相場 ● そのうちの7割が家づくりのためのヒアリングと設計図の作成 ● 残り3割は工事監理 といったことをご紹介しました。ここまでは、表からも割と見えやすい部分です。 けれど、建築家の先生方がお施主様のためにしてくれることは、実はこれだけではありません。建築家は、お施主様から見えないところでも、お施主様のためにあれこれ動いてくれているのです。 ■月に代わっておしおき…じゃなくて、お施主様に代わって値交渉よ! 時には、建築家の先生が私たち工務店の出したお見積りに「ここ、ちょっと高いです」と値交渉してこられることもあります。 建築家はお施主様の味方。 でも工務店だってお客さまをがっかりさせたくない、少しでもご要望を実現させたいという想いは同じです。 でも現実問題、コストはかかる…。 とてもよくある、夢と現実のせめぎ合いです。 そしてそんな時は、建物の美しさや機能を損なうことなく、なんとかしてコストダウンできないか、建築家と工務店で徹底した議論が尽くされます。 家づくりのたびに幾度となく繰り広げられるそんな熱い戦い、もとい打合せですが、これは通常、お施主様からは見えない部分なんですよね。 建築家の先生方は、設計や監理だけでなく、見えないところでもお施主様のためこうして相当な時間と手間を注いでくれているのでした。 ■次回は、上村工建の職人さんのお話をお届けします 全3回にわたってお届けした設計料のお話、いかがでしたか? 次回は、建築家の図面通りに家を建てることができる希少な技術者、上村工建の職人さんについてご紹介してみたいと思います。どうぞお楽しみに。
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2021.06.08
家づくりについて
設計料のお話~建築家がしてくれること~2
こんにちは! 上村工建の上村です。 前回の記事では、建築家と共に建てる住宅では、膨大な量の図面が作成される、というお話をご紹介しました。ハウスメーカ―などの家づくりとは異なり、決まった規格がない───つまり、使いまわされる図面が一枚たりともない完全オーダーメイドの家だからです。 しかし、建築家の設計料に含まれる仕事は、図面を引くことだけではありません。 割合で言えば、図面の作成(そのためのお客さまへのヒアリングも含む)は設計料の7割。 残りの3割は、「工事監理」です。 ■建築家はお施主様に代わって工事を監理してくれる 通常、一般の方が家を建てているところをいくら観察したところで、その家がちゃんと建てられているかどうかをチェックすることはできません。 工務店やハウスメーカーが社内でチェックしている……、とはいえ、そこは身内の目。第三者の目があるほうが、より安心ですよね。 建築家はその第三者の目になって、お施主様の代わりに工事を監理してくれます。 建築のプロが自分の代わりに工事をしっかり監理・チェックしてくれる……、これは、お施主様にとって大きな安心に繋がります。 ■次回は設計料のお話、最終回 前回に引き続きご紹介した設計料のお話、いかがでしたか? 工事の監理まで建築家がしてくれるとは思わなかった、という方も多いのではないでしょうか? けれど、建築家の先生方がしてくれる仕事はまだあります。 次回はそれについてご紹介しますね!
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2021.06.03
家づくりについて
設計料のお話~建築家がしてくれること~ 1
こんにちは! 上村工建の上村です。 今回は、これまであまり触れたことが無い、設計料についてのお話をご紹介したいと思います。 ■設計料の相場は? 建築家の先生に設計を依頼した場合、設計料は建物代の8%〜12%になるのが相場です。 建物代が3,000万円だとしたら、設計料は約300万円前後ということですね。 「家の設計図を書くだけで300万円?! 高い!!」 と思われるでしょうか? しかし、家を建てるにあたって、建築家がどのような仕事をしてくれるのかを知れば、もしかしたら逆に 「ここまでしてもらってその値段なら、安いくらいかも⁉」 と思われるかもしれませんよ。 ■「図面を引く」と一言で言っても…… みなさまは、住宅を建てるにあたって、建築家が何枚の図面を引くかご存知でしょうか? 2〜3枚? 5枚? 10枚? 一般的なハウスメーカーならそうかもしれません。ある程度決まった規格の中で家づくりをすれば、設計図も使い回しがきくからです。 しかし建築家住宅の場合、作成される図面は30〜50枚にも登ります。 建築家住宅は、敷地の形・周辺環境・家族構成・趣味など、住む人によって、それぞれ異なる個別の条件に、しっかりフィットするよう建てられるもの。 当然、使い回されている設計図は1枚もなく、図面の量も自然と膨大なものになります。 つまり、「規格化された家に人間が暮らしを合わせる」のではなく、「暮らしに合わせた家を設計してくれる」のが建築家、というわけですね。 また、あまり知られていないことですが、実は建築家の設計料に含まれる仕事は、図面を引くことだけではありません。 実際に工事を監理することもまた、建築家の重要な役割のひとつです。 次回はそうした、建築家による工事監理の詳細についてご紹介しますね。 どうぞお楽しみに!
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