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2022.06.30
家づくりについて
ボタニカルな家「自家製栽培・焙煎のコーヒーがある暮らし」【後編】
こんにちは! 上村工建の上村です。 前回の記事では、ご自宅でコーヒーを栽培・収穫・焙煎されているお施主様の事例をご紹介しました。 今回はその後編記事となります。 前編をまだお読みでない方は、よろしければそちらも合わせてお読みになってみてくださいね。 ■半外・半中の個性的な三角スペース 2m以上あるコーヒーの木を、天候や気候に応じて屋内に入れたり半外に出したりして、調整できるようにしたい。それがお施主様のご希望でした。 敷地面積に対して建ぺい率が上限ぎりぎりでしたので、そのご希望を実現するためにはかなりの創意工夫を必要としましたが、結果、コーヒーの木の定位置として半外・半中の個性的な三角スペースが生まれました。 当初、この三角スペースに置かれていたのはコーヒーの木のみでしたが、今となっては他にもレモンなど、たくさんの木が置かれています。 「どんなに忙しくて気分が荒れていても、帰れば心が落ち着くような家にしたい」 そんなお施主様の思いが具現化したような、癒やしあふれる家づくりが実現しました。 家づくりのお打ち合わせ時、 「コーヒーの実は赤くて甘いんだよ」 と、教えてくださった穏やかな表情が今も大変印象に残っています。 実はこちらのお施主様とは、この案件が始まる随分と前から知り合いで、日頃からとても丁寧な暮らしをされていることは元から存じ上げていました。 こちらのお施主様の素敵な新居とライフスタイルを、いつかインスタライブなどでご紹介できたらいいな…なんて夢見ています。 今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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2022.06.28
家づくりについて
ボタニカルな家「自家製栽培・焙煎のコーヒーがある暮らし」【前編】
こんにちは! 上村工建の上村です。 新型コロナウイルスの流行によって、私たちはライフスタイルの大きな変更を余儀なくされました。 家づくりも同じく変化していて、ウィルスを外出先から家の中に持ち込まないような動線や、家の中にいてもアウトドア気分を味わえるような家づくりが人気を博しています。 そうした中、最近は屋内・屋外問わず植物を育てる人が増えており、「ボタニカルな家づくり」が注目を集めています。 さまざまな研究機関ですでに実証されている通り、緑がもたらす癒し効果は絶大! 今回はそんな「ボタニカルな家」の事例についてご紹介したいと思います。 ■自家栽培・焙煎のコーヒー そのお施主様は引っ越し前からご自身でコーヒーの木を育てていらっしゃいました。 育てるだけでなく、ご自身で収穫・焙煎まで手掛けてコーヒーを楽しまれていたのですから、すごいですよね。まさに究極の自家製コーヒーです。 2m以上あるそのコーヒーの木を新居にも持って行きたい、そして天候や気候に応じて、木を屋内に入れたり半外に出したり調整できるようにしたい。それがお施主様のご希望でした。 ■後編に続きます! 「自家製栽培・焙煎のコーヒーがある暮らし」【前編】、いかがでしたか? 次回の後編では、お施主様のご要望をいかにして実現したか、その後のお施主様のボタニカルな暮らしなどについてご紹介したいと思います。 どうぞお楽しみに!
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2022.06.17
家づくりについて
上村工建の家づくり奮闘記「川にせり出した家」
こんにちは! 上村工建の上村です。 注文住宅の場合、分譲地のように綺麗に整理された土地に家を建てるわけではないので、土地によって工事の進め方はそれぞれ異なります。 よって私たち工務店スタッフは、その都度勉強の連続…ということになるのですが、今回ご紹介する事例でもまた、建築家の先生やスタッフが、 「どうやったらこの土地に家を建てることができるか?」 と、あれこれ試行錯誤を重ね奮闘しました。 ■川にせり出した家 こちらの物件は川沿いの文化指定された土地、という少し特殊な立地条件での家づくりでした。 また、建物の一部が川の上にせり出す設計となっているため、川の中に足場を組まなければなりません。 そこでまずは役所に、川の中に足場を組む許可を求めました。 結果、許可は下りたのですが「梅雨と台風の時期は足場は撤去するように」とのことでした。 というのも、この川には小型の漁船や観光船が多く、もし増水して船が川に流れ、それが足場に激突でもすれば、非常に危険だからです。 工事期間中に足場を組めない時期が発生するため、通常の工事に比べてスケジュール調整がとても難しくなりました。 しかし現場監督が、足場を組める時期に進めるべき工程と、組めない時期に進めるべき工程にわけてスケジュールを緻密に調整。そのおかげで、なんとか完成までの見通しがつき、無事着工にこぎつけました。 設計中も「こんなおしゃれな家で育つ子供は羨ましい」(お施主様にはお子さまがいらっしゃいます)と関係者全員が感心するような素敵なプランが出来上がりました。 ■来春には完成予定 地鎮祭では2歳くらいの小さなお子さまが塩をまいたりする愛らしい姿が非常に印象的でした。 住宅の完成は来春の予定です。 完成の暁には、ぜひまたご紹介したいと思います。どうぞお楽しみに!
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2022.06.16
家づくりについて
上村工建の家づくり奮闘記「家族の未来を思い描く」
こんにちは! 上村工建の上村です。 今回ご紹介するのは「建築家ってすごいなあ」と改めて感じさせられた、とある家づくりの事例です。 ■家族の未来を予見した!? 土間に作られた半アウトドア空間 こちらの事例で設計を手掛けられたのは、弊社の建築家インタビューでもご登場いただいた服部信康先生です。 お施主様は、これから子育てを始めようという若いご夫婦でした。 服部先生はこのご夫婦に、家の中にいながらアウトドア感を楽しめる半外・半中の土間スペースを設けるプランを提案しました。 ご夫妻から特にそのようなご要望があったわけではなかったのですが、先生の提案はそのまま通り、数年経った現在、子育て中のそちらのお宅ではその先生が提案した土間スペースが大活躍しているそうです。 子どもが集まるとお菓子やジュースをこぼしたり、おもちゃを散らかしたりと何かと部屋が汚れがちです。 リビングがそのように汚れると掃除なども大変ですが、土間ならそこまで汚れに神経質になる必要もありません。 ちなみに広い土間スペースにはカウンターや手洗場なども完備しています。 家族の成長を見越した服部先生の提案が、見事にマッチした形になりました。 ■今後も建築家が手がけた施工事例を随時ご紹介予定 今回の「家族の成長を見越した家」、いかがでしたか? 今後も建築家が手がけた施工事例を随時ご紹介予定です。ぜひ定期的にチェックしてみてくださいね。 今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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2022.06.15
家づくりについて
ボタニカルな家「お庭づくりのコツ」【後編】
こんにちは! 上村工建の上村です。 今回は「お庭づくりのコツ」後編となります。 まだ前編をお読みでない方は、よろしければそちらも合わせてご覧くださいませ。 ■植栽は樹木の成長速度も計算に入れよう 「庭に植える樹木をどんなものにしようか?」と考えるのは、庭づくりの楽しみのひとつですよね。 しかしその樹木がご自宅の庭にマッチしているかどうかは、樹木の成長速度などを把握した上でよく考える必要があります。 例えばミモザなどは、可愛らしくインスタ映えもするので非常に人気がある樹木ですが、成長速度が早くあっという間にワサワサになってしまいます。 放置してしまうとミモザの木をかき分けて家の中に入らなければならない…なんてことにもなりかねません。 芝生も誰もが一度は憧れるものですが、実際は手入れがかなり大変です。 ■人気の樹木は? 想定より大きくなりすぎない(またはある程度大きさをコントロールしやすい)シマトネリコやアオダモ、オリーブ、ブルーベリー、レモンなどは植栽としても人気の樹木です。 「庭に小鳥が来て欲しい」と巣箱を用意し、あえて実のなる植栽を植えておられるお宅などもあります。 フルーツの木に小鳥が舞い降りるお庭…素敵ですよね。 ■お庭を含めた住まい方のご提案が可能 上村工建では、お庭まで含めた住まい方のご提案が可能です。お庭に関するご相談もお気軽にお寄せくださいませ。
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2022.06.14
家づくりについて
ボタニカルな家「お庭づくりのコツ」【前編】
こんにちは! 上村工建の上村です。 「おうち時間」が長くなってきた昨今、家の中での時間をより快適に過ごせるよう工夫される方が増えています。 そんな中で今、注目されているのが「ボタニカルな家」。 緑が人にもたらすヒーリング効果は様々な研究機関で実証されており、緑を暮らしに取り入れようと考える方は年々多くなっています。 今回はそうしたボタニカルな家づくりの中でも、特に屋外に特化した話題、お庭づくりのコツについてご紹介したいと思います。 ■造園業者によってお庭のテイストは全く違うものに あまり知られていないことですが、大抵の造園業者さんには、それぞれ得意分野があります。かわいい系のお庭づくりが得意な業者さん、荘厳な感じが得意な業者さんなど、業者さんによって出来上がるお庭のテイストはさまざま。 その業者さんの得意な庭づくりがどんなものなのか、事前に情報を集めておくことでお庭づくりがスムーズになります。 ■庭づくりは緻密な計算に基づいて お庭づくりは動線やライトアップした時の見え方、リビングからの見え方など、あらゆる角度から緻密に計算した上で行います。 家を建てた後、「庭は自分でやりたい」とおっしゃるお客さまも多いですが、庭づくりも実はかなり高度な知識と技術が必要です。 >>後編に続く
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