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2021.05.25
家づくりについて
夜見ても美しい上村工建の家「亀山の家」
こんにちは! 上村工建の上村です。 「夜見ても美しい上村工建の家」シリーズ、今回は過去の建築家インタビューにもご登場頂いた長尾健先生が手掛けられた「亀山の家」をご紹介します。 ■お施主様のご希望は真っ白な外壁、しかし… こちらのお宅を建てるにあたって、最初、お施主様は「真っ白な外壁」をご希望されていました。 しかし、そのエリアは亀山市の城下町で、情緒あふれる古い町並み。そこに白一色の家を建てれば、周囲からは完全に浮いてしまいます。 家は個人のものですが、同時に必ず町の人々の目にも入るもの。「周りから浮いている」「変わった建物が建っている」と、ご近所の人々に思われるのは幸せなこととは言えません。 この住宅の設計を手がけた長尾先生は、町並みと調和の取れた家づくりに長けた建築家です。 長尾先生は「白い外壁」というお施主様のご要望をベースにしながらも、周囲の街並みに上手く溶け込む外観を考案。 その提案を、お施主様も大変気に入り、「亀山の家」は完成しました。 ■完成した家を改めて見て、驚愕 「亀山の家」は、1階部分が白、2階部分がダークカラーをベースにした外壁です。 私たち上村工建のスタッフは当初、白い部分の面積を減らして周囲と馴染ませるデザインにされたんだな、と単純に思っていたのですが、完成した家を改めて見て、驚愕しました。 「亀山の家」の立地は坂の上なのですが、なんと、坂道を下りて家を振り返ると、1階の白い外壁部分がほぼ見えないのです。 そこには、古い城下町と完全に調和した、ダークカラーの建物がありました。白い部分は、坂道を登りきるまで見えません。 お施主様のご要望に沿いながら、周辺の地形まで計算に入れて、周囲の町並みに溶け込む家を設計する……。物凄い仕事です。 やはり建築家の先生方って、凄いですね。 ■今後も夕景の美しい家を随時ご紹介予定 「亀山の家」、いかがでしたか? 今後も、夕景が美しい上村工建の家を随時ご紹介予定です。どうぞお楽しみに!
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2021.05.20
家づくりについて
家づくりのフロー「上棟式」
こんにちは! 上村工建の上村です。 家づくりのフローについて順を追ってご説明していく本シリーズ、今回は「上棟式」についてご紹介します。 ■上棟式を実施されるお施主様は、約1割 家が無事に建ったことを祝い、感謝する「上棟式」。その手順を簡単にご紹介すると、次のようなものになります。 ● 家の四隅の柱に、塩と洗った米、酒を備える ● お施主様・現場監督・棟梁などが揃って二礼二拍手一礼の拝礼 ● 扇に日付と「祝・上棟」の文言を記載して、屋根裏の梁に括りつける その後、お施主様から大工さんたちにお酒やお赤飯、お弁当などが振る舞われる……というのが一般的な流れです。といっても、現場に集まるとしたら、ほとんどの人が車で来るので、お酒などは振る舞えません。 大昔はその場で飲んで祝っていたこともあるそうですが、今はお酒を頂いた場合は、きちんと持ち帰っていただいています。 また、画像のようにご近所さんなどもお呼びして、昔ながらの「もちまき」でお祭りのように上棟式をされるお施主様もいらっしゃいます。 上村工建の場合だと、実施されるお宅は約一割ほどでしょうか。ご年配の方がおられるご家庭は、比較的実施されることが多いかもしれません。 ともあれ、上棟式のあり方は人それぞれ。弊社では、お施主様のお気持ちに沿った形での実施をサポートさせて頂いております。 ■次回の「家づくりのフロー」はアフターメンテナンスについて 上棟式のお話、いかがでしたか? フローもとうとう上棟式まで進んできましたが、家づくりは「建ったらそれで終わり」ではありません。建った後が重要です。次回の「家づくりのフロー」では、上村工建のアフターメンテナンスについてご紹介します。 どうぞお楽しみに^^
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2021.05.18
家づくりについて
建築家による家づくりセミナー
こんにちは! 上村工建の上村です。 今回は、上村工建で行った家づくりセミナーの模様をお届けします。 セミナーで講師を勤めてくださったのは、前回までの建築家インタビューにご登場頂いていた、植村康平先生です。 ■ハウスメーカーと設計事務所の違い セミナーでは主に、 ● ハウスメーカーと設計事務所の違い ● ハウスメーカーとの家づくりに向いている人、建築家との家づくりに向いている人 について、それぞれ説明がありました。 講師を務めてくださった植村康平先生は建築家というお立場ですが、どちらの家づくりが良い・悪いではなく、単純に合う・合わないの問題としてニュートラルにご説明されていたのが印象的でした。 「講師だから」というわけではなく、本当にそれぞれに合う家づくりの方法があるんだ、ということを先生ご自身の経験の中から実感されていたからだそうです。 ■ハウスメーカーとの家づくりに向いているのはこんな人 ハウスメーカーには、ショールームや展示場といった、ある意味「完成品」を確認できる場があるので、自分がどんなものを買うのかが明確に分かり、安心です。 また、規格化された中で家づくりを行うため、設計・工事期間も建築家住宅より短く済むことが多いでしょう。 「完成品を見て買いたい」「規格の中から選ぶ家づくりに抵抗がない」「あまり長い時間を掛けたくない」という方には、ハウスメーカーでの家づくりが向いているでしょう。 ■建築家との家づくりに向いているのはこんな人 一方、建築家との家づくりは、すべてゼロから作る「世界にひとつだけの家」です。 世界にひとつなので、モデルハウスのような見本品はありません。 「物体的な見本を見ず、模型やパース、お施主様の想像力で家を作り上げていく」という状況を、不安に思うより楽しめるタイプの方や、「既製品でなく、オリジナリティのある家にしたい」という方は、建築家との家づくりに向いていると言えます。 ■家づくりに関するご相談はいつでもお気軽に 今回一部ご紹介した家づくりセミナーの内容、いかがでしたか? 上村工建では、家づくりに関するご質問、ご相談はいつでも大歓迎です。どうぞお気軽にご連絡くださいませ^^
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2021.05.13
建築家インタビュー
建築家インタビュー 「植村康平 先生編 4」
こんにちは! 上村工建の上村です。 今回は、建築家・植村康平先生のインタビュー最終回です。 植村先生のプライベートなお話や、読者の皆さまに向けてのメッセージなどを伺いました。 ■ひったくり被害に遭ったアジア旅行も、今となってはいい思い出 ───休日はどんなことをされているんですか? ご趣味などはありますか? 休日は子ども達と一緒に公園へ行ったり、時々はお弁当を持ってハイキングに行ったりします。お弁当を自分で作ったりもしますよ。料理、結構好きなんです。 趣味は、最近は全く行けていませんが、昔は旅行が好きでした。 学生の頃、ベトナムなどのアジア諸国を旅したのは楽しかったですね。カンボジアでは、初日にひったくり被害に遭って怖い思いをしたこともありましたが、今思えば良い経験です(笑) ■設計事務所は、実はそれほど敷居の高い場所じゃない ───最後に読者の皆さまに向けてのメッセージをお願いします。 そうですね。設計事務所や建築家なんていうのは、依頼するのにすごくハードルが高いようなイメージを持たれがちなんですが、実際はそうでもないんですよ。 だから、お気軽にいろいろご相談頂ければ良いなと思います。 ■次回は、植村先生が講師を勤めてくださったセミナーの模様をご紹介 建築家・植村康平先生のインタビュー最終回、いかがでしたか? 次回は、植村先生が講師を勤めてくださった「家づくりセミナー」の模様をお届け予定です。どうぞお楽しみに!
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2021.05.11
建築家インタビュー
建築家インタビュー 「植村康平 先生編 3」
こんにちは! 上村工建の上村です。 今回は建築家・植村康平先生のインタビュー第3弾! 「これから家を買おう」と思っている人に向けて、植村先生にアドバイスしていただきました。 ■ご要望はすべて遠慮なくぶつけてほしい ───これから「家を買おう」と思っている人に向けて、建築家の立場からアドバイスがあればお願いします。 家づくりをする際は、すべてのご要望を遠慮なく建築家にぶつけてほしいと思います。 というのも、慣れてくると「実はこんなこともしたかったんですが…」と本音がポロポロ出てくることも多いのですが、最初の内は、皆さんどこか遠慮してしまうらしく、自己判断でご要望を我慢されてしまうことが多いのです。 「書斎が欲しいけど言いだせない」というご主人なども、割といらっしゃいますよ。 ですが、どんなご要望でも、一度すべてぶつけてもらえれば、工夫次第で実現できることもあるかもしれません。だから遠慮なく、ご要望はすべて出してみてください。 あと、土地選びの段階から建築家にご相談いただければ、家づくりは上手くいきやすいと思います。 一般の人が土地だけを見て「そこにどんな建物が建つか」を想像するのは難しいものです。予算計画が現実と合致していないこともよくあります。 あまり知られていませんが、建築家は土地探しから付き合ってくれる人も多いのです。ですから、家づくりをするなら、なるべく早い段階から建築家を入れることも検討してみてくださいね。 ■次回は植村先生のプライベートに迫ります 植村先生からのアドバイス、いかがでしたか? 次回は、とうとう植村先生のインタビュー最終回! 先生のプライベート情報や、読者の皆さまに向けてのメッセージなどをお届けする予定です。どうぞお楽しみに。
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2021.05.06
建築家インタビュー
建築家インタビュー 「植村康平 先生編 2」
こんにちは! 上村工建の上村です。 今回は、建築家・植村康平先生のインタビュー第2弾をお届けします。 実は、建築家との家づくりと言うと、「建築家はこだわりが強いから、客の意見なんて聞いてくれないんじゃない?」という感想を持つ方はとても多いです。 しかし、今回の植村先生のインタビューをご覧いただければ、きっとそれが大きな誤解であることがお分かりいただけるのではないでしょうか^^ ■お客さまの要望の本質を見極める ───お客さまが「やりたい」と言うことを、建築家の先生がダメと言うことはあるんですか? ないですよ。 というか、むしろお客さまが本当に望んでいることをキチンと汲み取るのが建築家の役割です。 例えば「この画像のようにしたい」というご要望ひとつとっても、お客さまが望まれていることは、実は千差万別なんです。 その画像の一部で使われているタイルの柄が気に入っているとか、光の入り方が気に入っているとか、バランスが何となく好き、といったふうに。 ですから「この画像のように」と提示された物のどの部分がお客さまの希望に沿っているのか? それを丁寧にヒアリングしていくことが大切です。 ■次回は、植村先生からのアドバイス! 植村先生のインタビュー第2弾、いかがでしたか? 次回は、「これから家を建てよう」と思っている人に向けての、植村先生からのアドバイスです。どうぞお楽しみに^^
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2021.05.04
建築家インタビュー
建築家インタビュー 「植村康平 先生編 1」
こんにちは! 上村工建の上村です。 今月の建築家インタビューにご登場いただくのは、建築家・植村康平先生です。 植村先生とは、まだ家づくりをご一緒したことはないのですが、弊社の家づくりセミナーの講師をお勤め頂いたご縁で、今回ご登場頂けることとなりました。 ■建った後の豊かな暮らしをイメージしながらプランを練る ───先生の建物の傾向などがあれば教えてください。 あまり派手な装飾はせず、素材感を活かした設計をすることが多いです。 周辺環境も重視しますね。例えば、隣家の窓の前に窓を設ける、などというのは避けたいところですし、美しい風景を見られる方角があれば借景を検討するなど…。 やはり建物は、環境によって建ち方が変わりますから。 ───先生が建築家として最も大切にしていることは何ですか? お客さまの話をよく聞くこと。これは大事にしています。 お客さまが何を望んでいるのか? どんな子育てをしたいのか? どんな老後を過ごしたいのか? そうしたお話をしっかり伺った上で、ご家族が末長く豊かに暮らせる家づくりをしていきたいからです。 家づくりのピークは、家が完成した時ではありません。建った後、いかに豊かで楽しい暮らしができるかが重要です。 ■次回も引き続き植村先生のインタビューをお届けします! 植村先生のインタビュー第1弾、いかがでしたか? 次回も引き続き、植村先生のインタビューをお届け予定です。どうぞお楽しみに^^
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2021.04.29
家づくりについて
夜見ても美しい上村工建の家「海沿いの家」
こんにちは! 上村工建の上村です。 建築家が設計する家は、日中の美しさもさることながら、夜に見るとひときわ美しいことをご存知でしょうか? そんな、夜見ても美しい上村工建の家シリーズとして、今回は「海沿いの家」をご紹介します。 ちなみに「海沿いの家」は、建築家・村山邦夫先生が設計を手掛けられたお宅として、施工事例でもご紹介しました。 よろしければ、あわせてそちらもご覧くださいね。 ■ライトアップ無し、でもこの美しさ 海のそばに位置する「海沿いの家」は、窓が多く開放的な造りのお宅です。 日中、家の中から外を見ると、果てしなく広がる青い海の爽やかさ、広大さを楽しむことができます。 逆に夜、外から家を見ると、たくさんのガラス窓から溢れる暖かな光が、なんとも言えない美しさを醸し出します。 ライトアップなどを特にしていないのに、夜に見る姿がこれだけ美しいお宅も珍しいのではないでしょうか。 ■夜見ても美しい上村工建の家シリーズ、今後もどんどんご紹介予定です 「海沿いの家」の夕景、いかがでしたか? 今後も上村工建では、「夜見ても美しい家シリーズ」を随時ご紹介予定です。 どうぞお楽しみに!
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2021.04.27
家づくりについて
家づくりのフロー「着工前にやっておくべきこと」【後編】〜地鎮祭に最適な日とは?〜
こんにちは!上村工建の上村です。 今回は、前回ご紹介した地鎮祭にまつわるお話の続きをご紹介したいと思います。 ■よくある勘違い「地鎮祭における吉日とは」 「せっかく地鎮祭を執り行うなら、なるべく良い日柄を選びたい」 そう思うのは当然のことですよね。しかし、地鎮祭における吉日とは、カレンダーに載っている六曜、いわゆる「大安」や「仏滅」とは、実は全く別のものなんです。 地鎮祭を執り行うのは主に神社、つまり神道になりますので、六曜は無関係。 地鎮祭で重要なのは、神道における吉日です。 特に良いのは、「天赦日(てんしゃび)」や「一粒万倍日(いちるうまんばいび)」と呼ばれる日で、このふたつが重なるくらい良い日となると、年に3回ほどしかありません。こちらは字面だけ見てもいかにも縁起が良さそうですね。 逆に凶日とされるのは「三隣亡(さんりんぼう)」。 この日に建築の工事を始めたり、棟上げをしたりすると、後に火災が起こり三軒先までも滅ぼしてしまう大凶日と言われています。この日に地鎮祭を行うのは、仮にお施主様が気にしなくても、ご近所さんが嫌がることもあるかもしれませんね(苦笑) 工務店によっては、そうした吉凶を全く気にしないところもあるそうですが、弊社ではなるべく吉日やそれに近い日に地鎮祭を行えるよう、候補の日程をピックアップさせて頂いています。 とはいえ、「思い立ったが吉日」という言葉もあります。精神的な負担になってしまうほど気にするよりは「やれるときにやろう」くらいのお気持ちでいるのも良いのかもしれません^^ 今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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2012.04.22
家づくりについて
施工事例「海沿いの家」
こんにちは! 上村工建の上村です。 今回は弊社の施工事例「海沿いの家」をご紹介します。 この「海沿いの家」の設計監理を手がけられたのは、前回まで建築家インタビューにご登場いただいていた、建築家・村山邦夫先生です。 ■本来は、かなり高額になるはずのコンクリートの家が… 「海沿いの家」を建てるにあたって、お客さまから伝えられた唯一のご要望は「鉄筋コンクリート造で建てたい」ということでした。 理由は、海沿いという立地。 もし津波や台風の被害に遭っても、鉄筋コンクリート造であれば安心です。最悪、構造体が残れば、再建も比較的しやすいだろう、という理由です。 通常、鉄筋コンクリート造の建物は木造に比べると割高です。しかしこちらのお宅は、比較的コストを抑えて建てることに成功しました。 これは、村山先生によるデザインや設計上の工夫、そして上村工建の細かい見積調整や施工実績、それをきちんと理解し受け入れてくださったお施主様の判断力があればこその結果だと言えるでしょう。 ■あらゆるライフステージの変化に対応した家づくり 「海沿いの家」の居室は、全て伊勢湾を臨む2階に配置されています(1階はワークスペースと駐車場)。 お施主様は50代。ゆくゆくは息子さんが住まいとして使う可能性が高い、とのことですが、今のところは、ご夫婦ふたり暮らしです。 そんなご家族のために村山先生が提案されたのは、次のようなプランでした。 • 構造はシンプルな鉄筋コンクリート造のコンクリート打ち放し。外断熱仕様でメンテナンス性とエネルギー効率を考慮 • 1階の駐車場部分は、居住スペースとして使えるよう作っておく • 高齢になった際、2階に楽に上がれるよう、あらかじめエレベーターが設置できる場所を計画しておく まさに、どんなライフステージの変化にも対応可能なよう、さまざまな想定がされています。 インタビューでも「お客さまの話をじっくりと聞き、その人生に寄り添うようなプランニングが大切」と仰っていた村山邦夫先生ならではの設計ですね。
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