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2020.11.24
家づくりについて
家づくりのフロー 間取り決定への道「最低限身につけておいた方が良い知識」
こんにちは! 上村工建の上村です。 今回は「家づくりのフローシリーズ 間取り決定への道〜お客様が最低限身につけておいたほうが良い知識〜」についてご紹介したいと思います。 ■家作りを始める前に勉強しておくべき事ってあるの? 時々お客さまから、 「家づくりをするにあたって、あらかじめ勉強しておくべきことは何?」 というご質問をいただくことがあります。 確かに、家を作るためには膨大な量の専門知識が必要ですが、それを身につけなくてはならないのは、建築家であり、現場の職人であり、私たちクライアント・パートナーです。 私たちは、お客さまが専門的な知識など何ひとつお持ちでなくても、まったく問題ないと思っています。 どんな初歩的な疑問・不安でも、それを話していただければきちんとご説明しますし、言語化するのが難しい家づくりのご要望も、お客さまとの会話、お客さまの持ち物、今住んでおられる家、夢などから汲み取っていきます。それが私たちの役割です。 私たちがお客さまに望むことがあるとすれば、それは「ありのままを見せていただきたい」ということ。 好きなもの、嫌いなもの、どんな暮らしをしたいか、家づくりへの想い…。そうしたものをありのまま見せていただければ、私たちがそれに沿ったプランをご提案します。 また、私たちも「パリッとスーツを着た住宅販売会社の営業」という、いかにもなスタイルでお客さまの前に立つことは、ほとんどありません。 既に弊社とお付き合いいただいてるお客さまはよくご存知かとは思いますが、私たちもほぼ、「素」です(笑) 自分達は綺麗に取り繕っておいて、お客さまにだけ「ありのままを見せてください!」と言ったって、そんなの無理ですよね。 上村工建のクライアント・パートナーは、ただただシンプルに、家づくりという一大事に関わらせていただけることが嬉しい人間ばかりです。 ですから、予備知識の有無などお気になさらず、安心して弊社に飛び込んできてくださいませ。弊社スタッフがガッチリしっかり受け止めさせていただきます!(^o^)
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2020.11.19
家づくりについて
施工事例「家族をつなぐスキップフロアの家」
こんにちは! 上村工建の上村です。 今回は弊社の施工事例「家族をつなぐスキップフロアの家」をご紹介します。こちらのお宅は、前回までの「建築家インタビュー」でご登場いただいていた、小田達郎先生が設計を手掛けられた住宅です。 ■あえて狭い入口を作ることで、広さが際立つ演出 この家を建てるにあたって、お客さまからのご要望は、主に下記の2点でした。 「家を訪ねてきた人に、驚きと感動をもたらす家にしたい」 「子ども達が自由に走り回れる家にしたい」 そうしたご要望をヒアリングした結果、なるべく振り幅の大きな3パターンほどのプランが、小田先生からお客さまに提案されました。その中のひとつが、このスキップフロアのプランです。 メインフロアはスキップフロアを用いた大空間(ちなみに天井の高さは5m!)。 けれど、ただ「メインフロアは広く作る」というだけでなく、このお宅を訪ねた人が、驚きをもってその広さを感じられるよう演出するのが、小田先生のすごいところ。 メインフロアに至るまでの空間(玄関ポーチや玄関)をあえて狭く低く作ることで、よりメインフロアの広さを際立たせました。 また、「お子さまが走り回れる家」というご要望に関しては、メインフロアの周りをぐるっと囲むように居室や廊下を設けることで、文字通りお子さま達がぐるぐる走り回ることができる家に仕上がりました。 ■家の形は家族の形という信条通りに 施工事例「伊勢のスキップハウス」、いかがでしたか? 小田先生の設計の信条のひとつに「家の形は家族の形に通ずる」というものがあります(詳しくは小田先生の建築家インタビューをご覧くださいね)。 今回の案件でもまさにその信条通り、同じ敷地内に暮らすご両親とも実際に会ってお話するなどして、このご家族に適した距離感を模索し、家族みんなが快適に暮らせる設計を実現して頂きました。 規格に囚われず、ひとつひとつのご家族に合わせたオーダーメイドの家づくりが出来る。それが建築家と共に建てる家の最大の魅力です。 上村工建では、今後も随時こうした施工事例をご紹介予定です。 今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました(^-^)
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2020.11.17
建築家インタビュー
建築家インタビュー「小田達郎先生」4
こんにちは! 上村工建の上村です。 今回は建築家・小田達郎先生のインタビュー最終回! 先生の休日の過ごし方やご趣味など、プライベートな素顔の部分について伺いました。 ■休日も図書館で建物探訪を愛読 ───先生は休日はどのようにお過ごしなんですか? 最近は忙しくて、休日もつい仕事をしてしまいます(苦笑) でも、ちゃんと休める時は、地元の友達同士で集まって遊んだりもします。彼らとは中学の頃からの付き合い。気付いたらもう四半世紀以上の友達です(笑) あとは、図書館に行って建物探訪の本などを読んだりすることも。建築をする上で、さまざまな専門分野に関する知識は必要ですが、ひとつの分野に没頭しすぎると、バランスを崩してしまいます。 なるべく広い視野を保つためにも、あえて広く浅くいろいろなものを読むようにしています。 ───スポーツなどはされたりするんですか? 昔はスキーが好きでよく行っていました。でも働き始めてからはなかなか…。子どもがもう少し大きくなったら一緒に滑りたいなと思っています。 ■次回は小田先生の施工事例をご紹介 建築家・小田達郎先生のインタビュー最終回、いかがでしたか? 次回は、小田先生が手掛けられた弊社の施工事例をご紹介予定です。 どうぞお楽しみに!
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2020.11.12
建築家インタビュー
【建築家インタビュー「小田達郎先生」3】
こんにちは! 上村工建の上村です。 今回は建築家小田達郎先生のインタビュー、第3弾! 「これから家を建てよう」と思っている人に向けて、小田先生からのアドバイスです。 ■家の形は、家族の形 ───これから家を建てようと思っている人に向けて、建築家の立場から何かアドバイスがあればお願いします。 家の形は、家族の形に通じます。 例えば、家の中に小部屋をたくさん作るのか、それともドーンと広い部屋を少なく作るのか、それだけでも家族の距離感は変わってきますよね。 だから、いろいろな家を見たり、ハウスメーカーの展示場やホームページなどを見たりして、「何が自分に合うのか、合わないのか」を感じてみて欲しいと思います。 工業化されたものは合理的です。ハウスメーカーなどで定められた規格の中で、やりたいことが実現できるなら、それはそれで良いのではないでしょうか。 ただ、そうした一定の規格の中での家作りに違和感がある人は、建築家との家づくりに向いていると思いますので、お気軽にご相談いただければと思います。 ■次回は小田先生のプライベートに迫ります 小田先生からの「これから家を建てようと思う人に向けてのアドバイス」、いかがでしたか? 家の形は家族の形…、本当にその通りですよね。 小田先生のインタビューも、次回でとうとう最終回! 先生のご趣味や休日の過ごし方など、プライベートな素顔の部分に迫ってみたいと思います。どうぞお楽しみに(^o^)
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2020.11.10
建築家インタビュー
【建築家インタビュー「小田達郎先生」2】
こんにちは! 上村工建の上村です。 今回は建築家・小田達郎先生のインタビュー第2弾! 小田先生が建築家として大切にしていることについて、お話を伺いました。 ■お客さまのご要望に「強・用・美」をもって応えるのが建築家の存在意義 ───先生が建築家として大切にしていることを教えてください。 家って、本当は誰もが「自分で好きに、思った通りに建てたい」と願っているものだと思うんです。 けれど実際は、家を建てるためには膨大な量の専門知識が必要。その専門知識を持つのが建築家です。 だから私は、建築家として家づくりのプランをご提案する時「お客さまが自分で設計するとしたら、きっとこうされるだろうな」ということをベースに考えるようにしています。 建築家の使命は、お客さまがやりたいことを「強・用・美」揃った形で実現することだと思うので。 ───「強・用・美」? 大昔からある建築の三大要素です。 「強」は構造上の強度、「用」は機能、「美」は形です。 強がなければ用は果たせず、強と用がなければ美は形だけのもの。そして、美がなければ建築とは言えない。 紀元前のローマの建築家が残した言葉です。 ■次回も小田先生のインタビューをお届けします 建築家・小田達郎先生のインタビュー記事第二弾、いかがでしたか? 次回は「これから家を建てよう」と思ってる人に向けて、小田先生からのアドバイスです。 どうぞお楽しみに!
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2020.11.05
建築家インタビュー
【建築家インタビュー「小田達郎先生」1】
こんにちは! 上村工建の上村です。 大好評の建築家インタビューシリーズ、今回は我らが地元、三重県ご在住の小田達郎先生にご登場項きます。 お客さまの人生そのものに寄り添う家づくりをされる小田先生。その素顔に迫ります! ■「家を建てる」という人生の一大事に関わる者として ───小田先生の得意分野について教えてください。 住宅をメインに手掛けています。 ただ、独立前に勤めていた事務所が、住宅だけでなく事務所や店舗など、様々な建物を手がける事務所でした。そのため、住宅以外の用途や構造を持つ建物に関しても、一通りの経験があります。 そういった経緯もあり、独立後もパン屋さんやクリニック、マンションのリフォーム設計も、いくつかさせて頂いています。 ───先生は建築家であると同時に、ファイナンシャルプランナーや教員免許などもお持ちですよね。なぜですか? ファイナンシャルプランナーの資格を取ったのは、家づくりという人生の一大事に関わるにあたって、お客さまの人生設計そのものにも協力したかったからです。 教員免許は、元々教師を目指していたこともあって取ったのですが、子どもをどのように教育するか? どんな子に育てたいか? というのは、家を建てるにあたって大きな要素になります。そういった意味でも、教育に関する資格は役に立っています。 私にとって「建築家として良い家づくりをする」というのは、もちろん重要な目標ですが、その目的の本質は、誰かの人生に深く関わって役立つことなのだと思います。 家を建てることも教育も、人の人生に深く深く関わることですから。 ■次回も引き続き小田先生のインタビューをお届けします 小田達郎先生の建築家インタビュー、いかがでしたか? 次回は、小田先生が「建築家として大切にしていること」について、お話を伺っていきます。 どうぞお楽しみに!
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2020.11.03
家づくりについて
【インスタライブ報告】
こんにちは! 上村工建の上村です。 今回は、10月17日に配信したインスタライブ「一級建築士と巡るデザイン住宅〜水平ラインの美しさ 伊勢フロートハウス〜」についてご紹介します。 ナビゲーターを務めてくださったのは、こちらのお宅の設計を手掛けられたC lab.タカセモトヒデ建築設計の高瀬元秀先生です。 今回のインスタライブでご紹介した、この「伊勢のフロートハウス」は、表通りに面しているわけではないものの、比較的車通りの多い道路に面したお宅。 インスタライブの冒頭でも、早速タクシーが通り過ぎていました。また、お隣には3階建ての住宅が建っているという立地でもあります。 近隣からの目線や、車通りの喧騒から離れるため、リビングを2階に配置。そして、このエリアには過去に水害があったという歴史があるため、あらかじめ家自体を持ち上げた設計にしています。 「フロートハウス」とは、「浮いている家」という意味なのですが、まさにこれが、その名付けの由来というわけです。 このフロートハウスは、建物の外観もとってもおしゃれ! 有名建築「落水荘」が好きだという、お施主様の好みを反映して、高瀬先生がデザインされた、というエピソードもインスタライブ中で披露されていました。 シンプルな美しさがありながらも、温かみがある「フロートハウス」の外観と内部を、建築家の解説付きでご紹介するという贅沢なインスタライブ。 配信中にたくさんのコメントやハートを頂いたのはもちろんのこと、配信後も大変ご好評をいただきました。 改めて、ご視聴いただいたみなさま、ありがとうございました! まだご覧になっておられない方は、是非アーカイブからチェックしてみてくださいね。 上村工建では、今後も随時インスタライブを配信予定です。どうぞお楽しみに!
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2020.10.29
家づくりについて
夜見ると一層美しい上村工建の家 4
こんにちは! 上村工建の上村です。 今回は「夜見ると一層美しい上村工建の家」シリーズ第4弾!「Shell fish邸」をお届けします。 ■高い美意識と妥協のない家づくり 「Shell fish邸」は、三方が道路、一方が高層マンションという特徴的な立地に建つ家です。塀と家を一体化させ、高い位置からの視線を遮ることで、プライバシーを確保しました。 また、カーポートは家の完成後に家に合わせて作った、超こだわりの設計! 「気に入らないものなら、いっそ無いほうがマシ」 そんな、自分に妥協を許さない気概で家づくりに臨まれたオーナー様の想いが具現化されたかのような、とにかくカッコイイ家、カーポートが完成しました。 テーマが「夕景の美しさ」ということなので、今回夜の写真を載せていますが、日中の姿もすごく美しいんですよ。弊社ホームページ WORKSやVOICEからご覧いただけますので、ご興味ある方はぜひご覧くださいませ。 上村工建ホームページ 「Shell fish邸」 https://www.uemura-kouken.com/works/p2111/ デザインだけでなく、住み心地がいかに良いか、家づくりの楽しさなどもオーナー様が自ら語って下さっています!(^^) ■建築家との家づくりならではの美しい家 「Shell fish邸」、いかがでしたか? 建築家との家づくりは、画一的な規格の中で行う窮屈な家づくりとは全く異なる、完全なオーダーメイドの家づくりです。 ライフスタイルとのフィット感はもちろん、見た目の美しさも段違い。 今後もそんな、建築家と建てる家ならではの美しさを、随時お伝えしていこうと思います。 今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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2020.10.27
家づくりについて
家づくりのフロー5「間取り決定への道〜打ち合わせの前に準備しておくべきこと〜」
こんにちは! 上村工建の上村です。 今回は、ご好評いただいております「家づくりのフロー」シリーズ第5弾!「間取り決定への道」をお届けします。 間取りの決定までには、いくつか工程があります。今回は、間取り決定への道の中でも最初の第一歩、「一番最初の打ち合わせの前に、準備しておくべきこと」をご紹介していきたいと思います。 ■どんな場所に住みたいか?そのイメージで選ぶべき土地が決まる すでに土地が決まっているケースを除き、家づくりはまず、土地探しから始まります。 土地探しに臨む前にやっておくべきことは「どんな所に住んだら、気持ちよく暮らせるか?」をしっかりと考えておくこと。 イメージする暮らしによって、選ぶ場所も建てる家も変わってきます。 たとえば、自然豊かな森の中のような場所で暮らしたいのだとしたら、必然的にで選ぶ土地は田舎になりますよね。広い土地で3階建ての家を建てても、あまり意味はありません。 逆に、駅に近い場所で暮らすライフスタイルをイメージしている場合は、土地は比較的狭くなります。そうなると平屋での家づくりは難しいですね。 ■上村工建の土地探し チャチャッと土地を見つけて、どんどん家を建てていくほうが、住宅販売会社は儲かります。しかし上村工建のスタッフは、自分が本心から「住みたい!」と思える土地しか、お客さまにお勧めしません。 たとえ最初は、お客さまが土地探しに対してそれほど熱心でなくとも、スタッフは必死になってベストな土地を探します。 すると不思議なことに、お客さまも次第に土地探しに真剣になってきます。 そんな過程を経て、住みたい土地の候補が挙がったら、お客さまには、平日・休日・日中・夜間・晴れの日・雨の日…、その土地のあらゆる表情を、時間をかけて確認されることをお勧めしています。 ■家さがしのフローシリーズ、まだまだ続きます! 今回ご紹介した間取り決定への第一歩「道打ち合わせ前にしておくこと」、いかがでしたか? 家づくりのフローシリーズ、今後もまだまだ続きます。弊社の発信する情報が、皆さまの家づくりの一助となれば幸いです。
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2020.10.22
家づくりについて
施工事例「青葉町の家」
こんにちは! 上村工建の上村です。 今回ご紹介する施工事例は「青葉町の家」。前回まで建築家インタビューにご登場いただいていました、吉川弥志先生が設計を手掛けられたお宅です。 ■クライアントの真の要望を汲み取る建築家の慧眼 この青葉町の家は、傾斜地に建つ配置が難しい家です。 最初、お客さまからは「車2台とバイクを置くスペースがあれば良い」「木造の和風家屋が良い」というくらいの要望しか出ていませんでした。 しかし、実際に建築家・吉川先生が土地を見た時、「これは日本家屋を建てるシチュエーションではない」と感じ、イチかバチカで全く違うプランを提案。 その提案を見たご主人と奥様が、 「まさにこういう家にしたかった!」 と、とても喜んでくださり、家の設計・デザインが完成したという経緯があります。 ■上階に行くほど明るく、屋上は家庭菜園に 傾斜がある土地に建っているので、一階部分には半地下の駐車場を配置しました。上階に行くほど部屋はどんどん明るくなり、生活スペースは近隣からの目線が気にならない配置に。 屋上には奥様の家庭菜園があり、食事の支度の直前に菜園でパパッと収穫したとれたて野菜を、サラダにして食卓に並べる…なんてこともあるそうです。素敵ですね。 ■元々ひとつだった寝室をあえて別々に 元々同じ寝室を使っていたご夫妻ですが、「青葉町の家」で吉川先生は、あえてご夫婦に別々の寝室を提案しました。 理由は、お二人の生活時間帯がかなり異なるため。寝室を分けたことで、睡眠の質が上がり、喜んでいただける結果になりました。 ■次回は「家づくりのフロー」シリーズ第5弾をお送りします 施工事例「青葉町の家」、いかがでしたか? 唯一無二の家を建てることができる建築家との家づくりの強みが、よく伝わる事例だったのではないでしょうか。 次回は、「家づくりのフロー」シリーズ第5弾、「間取り決定への道」をお届けします。家づくりの全体的な流れを把握したい、という方は是非ご覧になってみてくださいね。 今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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