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2020.09.10
建築家インタビュー
建築家インタビュー「高瀬元秀先生」2
こんにちは! 上村工建の上村です。 今回も前回に引き続き、建築家・高瀬元秀先生のインタビューをお届けします。 ■違いがあるからこそ、多様性を楽しめる ───先生が建築家として大切にしていることはなんですか? そうですね。クライアントさんにもいろんなタイプの人がいて、考え方も十人十色です。 そうしたさまざまな考え方、価値観の違いこそが家づくりにおける面白さだと捉えて設計に取り組むようにしています。 ───考え方の違いが面白さ、というのはどういった意味ですか? 自分の好みだけでやっていても、最終的に出来上がるものはどこか似通ってきてしまいます。 ですが、そこにクライアントさんの好み、個性が入ってくることで、これまでにはなかった新しいものが生まれてくる。多様性が生まれるんです。そこに面白さがあると感じています。40歳を超えてから、特にそう思うようになりました。 これはお客様の側にも言えることかもしれません。ある程度建築家に委ねてもらうことで、家づくりの新しい可能性が見えてきて、その結果、より良い家を作り上げることができる、ということも多いと思います。 ■次回はこれから家を建てる方へ、高瀬先生からのアドバイス! 高瀬先生の家づくりに対する考え方、いかがでしたか? 異なる価値観、考え方を持つ人間同士がお互いを許容することで生まれる新たな価値観、ステキですよね。 次回は「これから家を建てよう」と思っているみなさまへの、高瀬先生からのアドバイスをお届けする予定です。 どうぞお楽しみに!
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2020.09.08
建築家インタビュー
建築家インタビュー「高瀬元秀先生」1
こんにちは! 上村工建の上村です。 今月もまた、大好評「建築家インタビュー」シリーズをお届けします! 今回ご登場頂く建築家は、C lab.タカセモトヒデ建築設計の高瀬元秀先生です。 ■奇を衒わず、シンプルに ───高瀬先生の設計の特徴について教えてください。 特に決まったスタイルはありませんが、強いて言うならシンプルなものが多いかもしれません。 ムダな凹凸や段差をなくして、極力余計な「線」を消したい。小さなことですが、窓の枠なんかでも、分厚いより薄いほうがスッキリ見えるでしょう? 「よりスッキリ見えるように」ということは基本に考えています。 とは言え、当然のことながら最優先すべきはお客さまのご要望なので、そこに寄り沿って家づくりをしていくのが大前提です。 ───先生は住宅の設計をメインにされているのですか? 住宅が7割、店舗が2割、あとは、デイサービスなどの福祉施設などが1割くらいです。バリアフリーの福祉施設などは、余計な段差などを極力作らない私の設計とも、相性が良いですね。 ■次回も引き続き高瀬先生のインタビューをお届けします 建築家インタビュー、高瀬元秀先生編の第1回目、いかがでしたか? 次回も引き続き、高瀬先生のインタビューをお届けする予定です。次回は、「高瀬先生が建築家として大切にしていること」について、詳しくお聞きしていきます。 どうぞお楽しみに!
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2020.09.03
お知らせ
インスタライブ報告
こんにちは! 上村工建の上村です。 今回は、8月22日に開催したインスタライブの模様をご報告をさせていただきます。 インスタライブの会場となったのは、上村工建が過去に店舗リニューアルを請け負わせて頂いた「伊勢蔵」さん。「伊勢蔵」さんの創業は大正2年、なんと106年の歴史を持つ、超老舗の醤油と味噌のお店です! インスタライブのナビゲーターは「伊勢蔵」さんの五代目店主・式井さんと、私、上村が務めさせて頂きました。 ■かつてないほどコメント欄が賑わったライブ配信 ライブ配信は店舗をご紹介する前に、「伊勢蔵」さんの蔵(お醤油やお味噌を製造されている場所)からスタートしました。 見ただけで「長い歴史がありそう」「美味しそう」と分かるお醤油の桶や蔵の様子に、コメント欄はかつてない程の大賑わい。ハートマークや「匂いを嗅いでみたい!」といったコメントが飛び交いました。 住宅会社が配信するインスタライブが、その瞬間は完全にグルメチャンネルと化すという謎の現象が発生していました(笑) ■店舗のご紹介中も視聴者はお醤油に釘付け?! 舞台を、醤油と味噌を製造している蔵から店舗に移動すると、和のテイストを残しながらもモダンで明るく、お洒落な店内に視聴者の皆さまから「おしゃれ!」「素敵!」といったコメントが殺到。 ただ、やはり最終的には「伊勢蔵」さんの醤油・味噌があまりに美味しそうで、視聴者の皆さまは「美味しそう!」「絶対買いに行きます!」とそちらに釘付けでした(笑) 実は店舗のリニューアルに際して、「伊勢蔵」さんでは上村工建の他に、大手ハウスメーカーにもリニューアルプランの提案を打診されていました。 大手ハウスメーカーさんからは、当然のことながら歴史ある老舗「伊勢蔵」さんにぴったりの「要望通り」の提案がなされたそうです。 一方、上村工建からの提案は、まるで要望通りではなかったけれど、「良い意味で期待を裏切る提案」だったそうです。 結果、上村工建が店舗のリニューアルを請け負わせて頂いたのは、前述の通りです。 自慢ではありませんが───いえ、正直自慢ですが、上村工建はデザイン住宅だけでなく、ブランディングを兼ねたデザイン店舗の設計も大得意です。 今後もライブ配信を通して、こうした上村工建が請け負わせていただいた案件を随時ご紹介していきますね。どうぞお楽しみに!
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2020.08.27
家づくりについて
夜見ると一層美しい上村工建の家2
こんにちは! 上村工建の上村です。 建築家が建てた家は、日中見てももちろん素敵ですが、夜や夕方にライトアップされた姿は更に格別。あまりの美しさに感動を覚えることさえあるほどです。 今回はそんな「夜見ると一層美しい上村工建の家」の第2弾をお届けいたします。 ■避暑地に建つセカンドハウス「尾高高原の家」 今回ご紹介するのは、三重郡にある「尾高高原の家」です。 豊かな自然に囲まれた避暑地にあるその家は、子育てを終えられたご夫婦のためのセカンドハウス。 森の中で四季の移ろい、川のせせらぎや動物の鳴き声、風、光といった自然を存分に感じることができる家です。 夜、真っ暗になった森の中に、灯りが点いた「尾高高原の家」が浮かび上がると、その洗練された美しさから、一目で特別な建物であることが分かります。 ■重ねてきた年齢に見合う美しさと落ち着き シックな外観もさることながら、しっとりとした落ち着きを感じさせる内装もこのセカンドハウスの大きな特徴のひとつ。 年齢を重ねてきたご夫婦ならではの住まいです。 ■次回はインスタライブのご報告 「尾高高原の家」、いかがでしたか? 建築家が建てた家の美しさは、夜にライトアップされた姿になると、さらに趣を増します。今後もそんな美しい家を随時ご紹介していきますので、どうぞお楽しみに!
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2020.08.25
家づくりについて
家づくりのフロー3「お金のはなし」
こんにちは! 上村工建の上村です。 今回は、家づくりのフローについて順を追ってご紹介するシリーズ、第3弾をお届けします。 テーマは、誰もが気になるお金のはなし。 「注文住宅を建てる時って、どのタイミングでお金を払えばいいの?」 「建築家に設計をお願いする場合、設計料の支払いはいつ?」 「建築途中でプラン変更した場合の料金は?」 そんな注文住宅のお金の疑問にお答えします^^ ■お支払いのタイミングあれこれ 家を建てるにあたって何度かやってくるお支払いのタイミングは以下の通りです。 1.設計料(一部) 最初に発生するのが、建築家の先生と設計契約を結んだタイミングでお支払いすることになる「設計料」です。ただし、建築家のお仕事は設計図を書くことだけではありません。建築の現場をしっかりと管理していくこともまた、建築家にとって重要な使命のひとつです。その監理料は、すべての工事が終わってからお支払い、という運びになります。 2.請負契約料 設計が完成して、建物を建てる段階になると「請負契約料」が発生します。 3.工事途中でもプラン変更があった場合は? 工事の途中でも、やりたいことがあれば追加でお見積もりをすることが可能です。変更によって増えたり減ったりした料金は、最後に一括でのご精算となります。 ただ、プランを変更すると料金が追加になることが多いので、資金面に不安のある方はあまり変更を加えるのは控えたほうがいいかも…。でも、建ててしまった後では変更できない部分や、建築段階でやってしまったほうが良いことも実際ありますし、難しいところです。 そんな時は、都度、私たちがしっかりとご相談にのらせていただきますので、お気軽にご相談くださいませ。 今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました^^
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2020.08.20
家づくりについて
施工事例「HDFの家」
こんにちは! 上村工建の上村です。 今回は施工事例「HDFの家」をご紹介します。 この「HDFの家」は、前回までの建築家インタビューにご登場いただいていた向井一規先生が手掛けられた案件です。住む人の人生に寄り添う向井先生らしい設計、どうぞお楽しみください。 ■コンセプトは、「籠って落ち着ける家」 「HDFの家」は、伊賀盆地の中にぽつんと建つ一軒家。「あまり人口が密集していない牧歌的な雰囲気の場所が良い」というお客さまのご要望をもとに選ばれた立地です。 この家の設計を手掛けた向井先生は、光、風、庭、緑といった外部環境を、いかに癒しになるようなカタチで暮らしの中に取り入れるか?を特に重視する建築家。そんな向井先生が土地探しから建築家が参加して作り上げた家だけあって、どの窓から見た景色も素晴らしく美しいのが、この家の特徴のひとつです。 また、寝室や子供部屋など、それぞれの部屋にはリビングへと通じる小窓を設けられており、別々の部屋に居ても、家族が一体感を感じることが出来る造りになっています。 まさに、「家族が安心して籠っていられる家」に仕上がりました。 ただひとつ誤算だったのは、隣の雑木林がとてもいい雰囲気で、それも込みでお客さまが気に入っていた土地だったのに、竣工した途端、その雑木林が伐採されてしまったこと(!) 結局、お客さまの敷地内に新たに雑木林を植えることでこの問題は解決し、家が完成して6年たった今、雑木林も良い感じに成長してきていますが、当時は本当にショックでした^^; ■次回は家づくりのフローシリーズ第3弾をお届けします 施工事例「HDFの家」、いかがでしたか? 「HDFの家」は、弊社ホームページ「WORKS」でも、たくさんの写真と共にご紹介しております。ご興味がおありの方はぜひご覧くださいませ。 https://www.uemura-kouken.com/works/p1323/ 次回は家づくりの流れを順にフロー別にご説明する「家づくりのフローシリーズ」の第3弾をお届けする予定です。今回も最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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2020.08.18
建築家インタビュー
建築家インタビュー「向井一規先生」4
こんにちは! 上村工建の上村です。 今回は建築家インタビュー・向井一規先生編、とうとう最終回! 先生のプライベートな素顔をご紹介していきたいと思います。 ■実は親子でスポーツ好き! ───休日はどんなことをされているんですか? ご趣味などはありますか? 息子が2人いて、2人とも小学校の頃からサッカーをしていたので、土日に練習を見に行ったり、試合を観戦したりするのが唯一の趣味でした。1人は社会人になった今でもサッカーを続けているので、試合の時などは観戦に行きます。 スポーツは好きですね。私自身も昔はハンドボールをしていました。大声を出して応援すると、楽しいしストレス発散にもなります。 でも趣味らしい趣味といえばそれくらい。余暇の使い方が下手なんでしょうね。仕事が趣味みたいな所もあります。仕事が楽しい(笑)。お客さまが喜んでくれる顔を見るのが特に楽しいですね。 ■後進の成長を感じるのも楽しみのひとつ ───大学で非常勤の講師もされておられますよね? はい。毎年20歳位の学生と半年ほど付き合います。 学生たちから提出された課題などを見ていて「これまでは考えることができていなかった部分を、きちんと考えられるようになっている」といった成長を感じると、すごく楽しいですね。 自分のこれまでの経験を伝え、それを学生たちが吸収して、成長してくれる。とても嬉しいことです。 ■次回は向井先生が手がけられた施工事例をご紹介予定 建築家インタビュー・向井一規先生編、いかがでしたか? 次回は施工事例「HDFの家」をご紹介します。こちらは向井先生が手がけられた案件のひとつでもあります。 どうぞお楽しみに!
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2020.08.13
建築家インタビュー
建築家インタビュー「向井一規先生」3
こんにちは! 上村工建の上村です。 今回は建築家インタビュー・向井一規先生編の第3弾! 向井先生から、これから家を建てようと考えている皆さまへのアドバイスです。 ■誰もが持っている「原風景」を探して ───これから家を建てる人たちに向けて、何かアドバイスがあればよろしくお願いします。 人にはそれぞれ、自然と好きだと思える景色や場所、いわゆる「原風景」があります。 まずは、それを探してみることをお勧めします。 お客さまがご自身で原風景を探されることもありますし、お客さまとの会話の中で私が探していくこともあります。 自分がこれまで蓄積したものは何か、それをどう将来につなげていくか。時間をかけて、自分の生活、人生、未来に向き合う作業は、家づくりにおいて非常に重要なことです。 また、その土地での暮らしに馴染んでいけるか、そこでどんな暮らしをするか、どんな風に子供を育てていくかなどについて、しっかり考えることも大切です。 家を建てる時は、見た目の美しさや便利さといったものにばかり目が行きがち。しかし、実際は、環境やそこから見える景色、陽のあたる方向、ご近所など、その場所での暮らしについてしっかりと学ぶことも重要なんです。 可能なら、私が土地探しから一緒にさせて頂きたいくらいです。実際に、土地を買う前にご相談を受けることもありますよ。 ■次回は向井先生のプライベートな素顔に迫ります! 向井先生からの、これから家を建てようと思っている人へのアドバイス、いかがでしたか? 次回は、向井先生の趣味や休日の過ごし方などプライベートな部分をご紹介する予定です。どうぞお楽しみに!
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2020.08.11
建築家インタビュー
建築家インタビュー2「向井一規先生」2
こんにちは! 上村工建の上村です。 今回は建築家インタビュー・向井一規先生編の第2弾をお届けしたいと思います。 今回のインタビューでは、向井先生のお客さまとの関わり方について詳しくお聞きしました。 ■家はお客さまと建築家が共に作っていくもの ───建築家の先生には、家づくりにおいてこだわりなどがあると思いますが、もしお客さまがやりたいと言っても、先生の方で「ダメ」と言われることなどもあるのですか? お客さまがやりたいと仰ることにダメということは基本的にありません。「建築家=独自のこだわりがある作家的な人」と思っている人もいますが、私の場合はそんなことは全然ないですよ。庶民的な人間です(笑) 基本的に、家づくりは「お客さまと建築家のコラボ」だと考えています。 「自分が持つスキル全てで、お客さまの望みをどうにかして叶えたい」「予算の中で最大限何ができるか」ということを常に考えています。予算的に無理なことや、それをすることで何か別の物理的な問題が起こってしまうような場合は、きちんと別案をご提案しますが。 ───お客さまとの関わりの中で印象的だった出来事は? あるお客さまのお子さんが、非常にのびのび育ったとても良い子なのですが、 「この子はこの家で育ったから、こういう子になれた」 と言って頂いた時は嬉しかったですね。 実際は家云々よりも、ご両親の育て方が良かったんだろうと私は思っていますが、とにかく居心地が良いということで、お子さんのお友達がたくさん集まってくるらしいです。 今は新型コロナウイルスの影響で、なかなか子供同士がお互いの家を行き来することが難しいですが、こういう状況になる前は、毎日子どもさんのお友達の自転車がたくさん家の前に止まっていたそうです。 5年10年経って、「やっぱり向井さんに建ててもらって良かった」と言っていただけることもよくあって、ありがたい限りです。 ■上村工建から見た向井先生 次に家を建てる予定のお客さまが、向井先生が設計を手掛けられた家を見学に行かれたことがありました。そのとき、そこに住む方がお客さまに手紙を渡されたんです。 手紙の内容は、「向井先生に設計してもらった家に住んで、人生観が変わった。おかげで自分は今、幸せです」というものでした。 そういう唯一無二の魅力をお持ちなのが、向井先生です。 ■次回も向井先生のインタビューは続きます!お楽しみに! 建築家・向井一規先生のインタビュー第2弾、いかがでしたか?次回は、向井先生から「これから家を建てようと思っている方々へのアドバイス」です。どうぞお楽しみに。
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2020.08.06
建築家インタビュー
建築家インタビュー「向井一規先生」1
こんにちは! 上村工建の上村です。 今回からまた、4回にわたって、大好評「建築家インタビューシリーズ」をお届けします。ご登場いただく先生は、建築家・向井一規先生! 第1回目である今回のインタビューでは、向井先生が家づくりにおいて重視していること、先生の家づくりの特徴などについてご紹介していこうと思います。 ■大切なのは家と外部環境との関係性 ───先生が家づくりにおいて大切にされていることは何ですか? 私は、家づくりは外部環境が大事だと思っています。光、風、庭、緑といった外部環境を、いかに癒しになるようなカタチで暮らしの中に取り入れるか。 家と、外との関係性。 それが家の住まい心地に大きく影響する部分です。そうした住まい心地の良さ、居心地の良さを重視しています。 ──先生が設計する家の特徴について教えてください。 人によって生活スタイルがあり、暮らし方は十人十色です。そして、建築家が設計する家は、そうしたひとつひとつの家族に合わせて作っていくオーダーメイド。 だから、入居してすぐでも「体に馴染む」と、お客さまからよく言われますね。時間が経てばもっと馴染んでいきますよ。 建物のテイストとしては、最近はどちらかというと「和」寄りかもしれません。和風モダンなんて言われることも。 ■次回も引き続き向井先生のインタビューをお届けします 建築家・向井一規先生のインタビュー記事第1回目、いかがでしたでしょうか? 次回も引き続き、向井先生のインタビューをお届けする予定です。どうぞお楽しみに!
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