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2020.05.19
家づくりについて
建築家とだからできた! 理想の家づくり~施工事例 桑名市「miel.」~(後編)
こんにちは! 上村工建の上村です。 今回も前回に続き、桑名市の「miel.」の事例をお届けします。 ■店舗と同じ敷地内にある自宅を「生活感を感じさせない造り」に建て替え! 桑名市の美容室「miel.」は、同じ敷地内にお客さまのご自宅が隣接しています。そのご自宅の建て替えも、弊社が手掛けさせていただきました。 ご自宅を建て替えするにあたって、お客さまが望まれたことのひとつ。それは「隣接する店舗と調和する外観」でした。 たしかに、いくらお店をお洒落に作っても、すぐ隣に立っているご自宅から生活感が滲み出ていると、お店の魅力も半減してしまいますよね。 結果、今回の建て替えでは、店舗に合わせてかなり洗練されたデザインのご自宅の完成となりました。 ■二世帯住宅のプライバシーは、有り過ぎても無さ過ぎてもNG このご自宅は、親子の二世帯住宅であることも大きな特徴のひとつでした。 二世帯住宅はプライバシーの加減が難しいものです。 「どうしてこんな所に鍵をつけるんだ」と、親御さんが不安になってしまったり、かといって、ある程度プライバシーが確保されなければ二世帯住宅にする意味もなかったり…。 今回の事例では、主にお孫さんの遊び場となる中庭を挟んで、親世帯と子世帯が繋がれる設計にすることで、双方が満足できるプライバシーのレベルを確保することができました。 ■ご縁がどんどん繋がるしあわせ 実は弊社では、美容室「miel.」の施工後、隣接するご自宅を建て替えする前に、もう一軒の家づくりをお受けしていました。 「miel.」を経営しておられるご家族の、もう一人の娘さんのお宅です。 ご結婚されて、別々にお住まいだったのですが、ちょうど家を新築することをご検討されていたそうです。施工を依頼する工務店さんもすでに決まっていました。 しかし、たまたま居合わせた「miel.」の打ち合わせの様子をご覧になり「うちも上村工建さんに頼みたい!」と思って下さったそうで、もともと頼む予定だった工務店さんを蹴ってまで、弊社に家づくりをご依頼くださったのでした。 しかも、お姉さんのお宅だけでなく、お父さんのお知り合いの方をご紹介頂き、その方の店舗のリノベーションも弊社でさせていただくことに! ひとつの縁がどんどん新たな縁を呼び寄せてくれた、幸せな事例でした。
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2020.05.14
家づくりについて
建築家とだからできた! 理想の家づくり~施工事例 桑名市「miel.」~(前編)
こんにちは! 上村工建の上村です。 今回は施工事例として桑名市「miel.」の事例をご紹介します。 ■母と娘がともに営む、まったく客層の異なる美容室 桑名市の「miel.」は、地元で長年、地域密着型の美容室を営んでこられたお母さんと、都会で美容師としての修行を積み、満を持して実家の美容室に戻ってきた娘さん、ふたりが一緒に経営する美容室です。 母娘といえど、好みも違う、仕事の仕方も違う、客層も違う。 そんなおふたりが、お互いに働きやすいお店を作る。そしてお互いのゲストにとっても居心地の良い空間を作る。それがこのお店の設計における大きな課題のひとつでした。 結果として、遠すぎず、近すぎない距離感でお互いの作業スペースを確保することで、その課題をクリア。幅広い層のゲストに愛されるお店になりました。 ■お客さまと同じかそれ以上の熱量で取り組む店づくり 今回の「miel.」の事例では、お客さまから 「上村工建さんと出会って一番感じたのは自分たちと温度が同じだと言うことです。自分たちがこうしたいと言うと、思った以上のことが返ってくる。 こんなに気持ちのいいことはありません。 本当に上村工建さんと出会えてよかった。心からありがとうございました」 というお声をいただきました。 大手ハウスメーカーでの家づくりを検討したのち、それを断念したお客さまが仰ることには、いくつかの共通点があります。 そのひとつが「たくさんの事例の中のひとつとして、流れ作業のように扱われている感じがした」ということ。 ハウスメーカーや工務店にとって、一軒の家、店舗の施工はたくさん建てている事例の中のひとつかもしれません。けれど、お客さまにとっては、家を建てるのもお店を建てるのも人生の一大事です。 他人事のようなスタンスで関わられては嫌になるのも当然ですよね。 弊社では、お客さまと同じ、いいえ、時にそれ以上の熱量でもって家づくり、店舗づくりに臨んでいます。 ■次回も引き続き「miel.」の事例についてご紹介していきます 今回も最後までお読みいただきありがとうございました。次回も引き続き「miel.」の事例をお届けします。次回は店舗に隣接したご自宅の建て替えについてのお話です。お楽しみに^^
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2020.05.12
家づくりについて
建築家との家づくり(後編)
こんにちは! 上村工建の上村です。 今回の記事では、建築家との家づくりにおける工務店の役割について、詳しくご紹介していきます。 ■家づくりに携わるすべての人に寄り添い、支え、励ます! 建築家によって、得意な分野はそれぞれ異なります。人柄もさまざま。そうした建築家の特性を踏まえた上で、お客さまと建築家をマッチングする。それが、建築家との家づくりにおける弊社の重要な役割のひとつです。 もちろんマッチングだけでなく、その後に続く家づくりでも、お客さまと建築家とのやり取りがよりスムーズに行われるよう、サポートしていきます。 また、家づくりでは、ご夫婦間・ご家族間で意見の対立が起こることもよくあります。そんな時は、私たちがご家族それぞれのご意見を取りまとめ、ご家族みんなにとって満足できる家になるよう、調整させて頂きます。 つまり、家づくりに関わるすべての人の心に寄り添いまくり、支えまくり、励ましまくる! それが私たちクライアント・パートナーの仕事です。 ■建築家が起こした唯一無二の設計を実現するチカラ 建築家との家づくりには、決まった規格がありません。決まった規格がないということは、すべての設計図がお客さまお一人お一人のために作られた唯一無二のものであるということです。 毎回異なる膨大な数の設計図、細かい指示。実はこれらを実際に施工するには、現場の監督や職人も相当ハイレベルな人材でないと務まりません。 自慢じゃありませんが(いや自慢かもしれませんが)、弊社で現場監督を務めた人が他社に移ったら、いきなり部長クラスに抜擢されたりすることも珍しくないんですよ。 唯一無二の設計力と、ハイレベルな施工力。建築家との家づくりには両方が欠かせない重要な要素です。 ■親戚のオジサン、オバサン状態の打ち合わせ現場 どんな家にしたいか? という打合せは、本来楽しいものです。その打ち合わせがお客さまのご負担になってはいけません。ですので、弊社の場合、打ち合わせはスタッフがお客さまのご自宅に伺って行うことが多いです。 たとえば、お客さまがお夕飯もお風呂も済ませてスウェット姿で寛ぐ午後8時。そこからお客さまのご自宅に伺い、午前0時まで打ち合わせ、なんてことも弊社では珍しくありません。時にはお子さまと一緒に遊んだり、赤ちゃんのおむつを替えたり…。 ほとんど親戚のオジサン・オバサン状態です(笑) 時には「どうしてそこまでしてくれるの? 大変じゃないの?」と言われることもあります。はい、全く問題ありません。家づくりは多くの方にとって一生に一度の一大事。私たちは、そこに関わらせてもらえることが幸せなのです。せっかく弊社を選んでくださった方には、できる限りのことをしたい。それが私たち上村工建の家づくりです。
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2020.05.07
家づくりについて
建築家との家づくり(中編)
こんにちは! 上村工建の上村です。 前回お届けした前編では、建築家との家づくりの自由度の高さについてご紹介しました。今回の中編では、そもそも建築家とは何をしてくれる人なのか? ということについて詳しくご紹介したいと思います。 ■図面を引くだけが建築家の仕事じゃありません 建築家というと、事務所で難しい顔をして図面を引いている人、というイメージがありますが、実際の建築家の仕事はそれだけではありません。 建築家は、家づくりにおける総合プロデューサーです。 家の設計だけでなく、インテリアや照明の設計、庭づくり、コンセントの位置に至るまで、あらゆる工程の面倒をしっかり見てくれる存在です。 ■現場を第三者の目線でのチェック! 施行の良し悪しや、工事が図面通りに進んでいるかどうかは、一般人にはなかなか判断できない部分です。 建築家はそうした面も、自らの責任でしっかりとチェックしてくれます。いくら設計が良くても、施工の品質が低ければ全く意味がありません。 工務店の外部にいる第三者の立場から、それを厳密にチェックしてくれる建築家の存在は、お客さまにとって大きな安心ポイントになるのではないでしょうか。 ■次回後編では、工務店の役割についてご紹介予定! 建築家のお仕事について詳しくご紹介した今回の中編、いかがでしたか? 次回は、お客さま、建築家、工務店という三者での家づくりで、工務店が果たす役割についてご紹介します。 今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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2020.05.05
家づくりについて
建築家との家づくり(前編)
こんにちは! 上村工建の上村です。 みなさまは「注文住宅」と聞いたら、どんな家づくりを想像されますか? 間取りを自由に決められる、好きな家を建てられる、そう思っておられる方も多いのではないでしょうか? でも実は同じ「注文住宅」でも、一般的なハウスメーカーとの家づくりと、建築家との家づくりは全く違うものなんです。 そこで今回は、建築家との家づくりとはどういったものなのかについて、詳しくご紹介したいと思います。 ■表現力はなくてもOK! 必要なのは想像力! それが建築家との家づくり 建築家との家づくりを選ぶのは、「既存のものでなく、他とはちがう自分だけの家を建てたい」という方々です。中には「家づくりへのこだわりに大手ハウスメーカーが対応しきれず、断られた。それで初めて建築家との家づくりという選択肢に着目した」という方もおられます。 一般的なハウスメーカーの注文住宅は、間取りを自由に決められると謳っていても、実際はLDKは○㎡まで、柱のスパンは○mまで…等、規格が細かく決まっています。また、打ち合わせの回数にも制限があったりします。 一方、建築家との家づくりには決まった規格がありません。設計図もすべてそのお客さまのためだけにイチから作ります。自由度はかなり高いと言えるでしょう。その分、打ち合わせにはハウスメーカーの何倍もの時間を掛けます。お客さまが納得できる設計が出来上がるまで、妥協はしません。大手ハウスメーカーではありえないことですが、打合せから家の完成まで6年かかった、8年かかった、というお客さまも、弊社では珍しくありません。 打ち合わせをするにあたって、特別な専門知識や、希望を実現するための具体的な解決策をお客さまが持っていなくても、それは大丈夫です。言語化するのが難しい希望を汲み取って形にしたり、解決策を捻り出したりするのは建築家の仕事ですから。 建築家との家づくりをするお客さまに必要なのは「こんな家に住みたい」「こんな暮らしがしたい」という想像力です。 なお、余談ではありますが、ハウスメーカーと建築家では設計図の数も全く違います。ハウスメーカーは決まった規格があるので、設計図はせいぜい数枚。建築家はイチから全部作るので、設計図だけで50枚以上になることがザラにあります。 これだけでも建築家との家づくりは、自由度の高さが桁違いであることがお分かりいただけるのではないでしょうか。 ■次回は中編をお届けします! 建築家との家づくり(前編)、いかがでしたか? 次回は中編「そもそも建築家って何をしてくれる人なの?」をお届けします。図面を引くだけが建築家じゃないんですよ~。 どうぞお楽しみに^^
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2020.04.30
家づくりについて
施工事例「伊勢の家」(後編)
こんにちは! 上村工建の上村です。 今回も前回同様、施工事例「伊勢の家」についてご紹介していきます。 ■土地の一部が「がけ条例」で使えない!? 不利な条件をクリアした建築家の手腕 実はこの「伊勢の家」が建つ土地は、一部が三重県の「がけ条例」に該当する条件の土地でした。 《一口メモ》がけ条例とは? がけ条例とは、当該敷地が高さ二メートルを超えるがけ(こう配が三十度を超える傾斜地)に近接する場合には、がけの高さの二倍以上の水平距離を保たなければならない、という条例です。つまり、2メートルの崖の下に家を建てるなら、崖から4m離して建てなくてはならないということ。 がけ条例に該当する土地では、建物を建てられない部分が出てきます。そのため規格が決まったハウスメーカーの家では配置が難しく、家の快適さが損なわれてしまうことも珍しくありません。 しかし、そうした難しい条件の土地でも独自の設計で快適な家を建てることができるのが建築家の手腕です。 がけ条例に該当する敷地部分を広々としたウッドデッキにすることで、かえってLDKが開放的で素敵に仕上がりました。 ■土地を買う前に建築家に相談できるのは大きなメリット 中には、購入後にその土地が「がけ条例」に該当する土地であることが分かり、トラブルになる例などもネットなどでは散見されます。しかし、一般の人が建築基準法を隅から隅まで把握して契約に臨むのは難しいですよね。 この案件では、土地購入の前に「この土地に家を建てられるかどうか?」という確認を、建築家が実際に現地で確認しています。 きちんと専門家と相談した上で、より良い土地の活かし方、選び方ができる。これは大きな安心であり、メリットです。お客さまには、土地購入の前にはぜひ弊社にご相談いただきたいと思います。 ■施工事例は今後も随時配信予定です 今回の施工事例「伊勢の家」いかがでしたか? 今後も施工事例は定期的に配信予定です。どうぞみなさまの家づくりの一助としてお役立てくださいませ。 《お知らせ》2020年4月末日をもって四日市スタジオを本社に統合します この度、ご来社およびお問い合わせの窓口を、松阪本社に一本化させて頂くことになりました(弊社ではお打合せの際、お客さまにご来社いただくより、お宅に伺うことが多いため)。業務の一元化により、さらなるサービスの充実に努める所存です。今後ともお引き立ての程よろしくお願い申し上げます。
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2020.04.28
家づくりについて
施工事例「伊勢の家」(前編)
こんにちは! 上村工建の上村です。 今回は施工事例として、建築家の服部信康先生と建てた「伊勢の家」をご紹介します。 ■一目惚れしたミナペルホネンの照明に合わせてリビングを設計 この「伊勢の家」を建てたお客さまは、家を建てる前に新居用の照明を買っていました。ミナペルホネンというブランドの、すごく大きな照明です。そして、その照明に合うリビングの設計をご希望されました。 通常こうしたご要望は、規格がある程度決まっている大手ハウスメーカーの家づくりでは、対応するのが困難です。 ですが、建築家との家づくりは違います。 建築家との家づくりには、決まりきった規格などありません。お客さまのご希望を叶えるために、唯一無二の設計をするのが建築家です。 結果として、こんなに素敵なリビングが誕生しました。 ■ライフスタイルに合わせて提案された座卓スタイルとスキップフロアのリビング この案件で建築家の服部先生は、お客さまが「これから建てる家でどんな暮らしがしたいか?」という点だけでなく「今住んでいる家でどんな暮らしをしているのか?」という点も重視し、実際にお客さまのお住まいを訪ねています。 そしてお客さまご一家が、日頃、座卓で食事をされていること知ると、新たに建てる家のダイニングも座卓で使える形で提案しました。 お客さまは「え、別に新しい家でも座卓で、なんて希望出してないけど?」と最初は困惑されたものの、結局、服部先生の提案が見事にハマり、今も座卓で食事をするスタイルが継続しているそうです。 また、ダイニング横のリビングは一段低いスキップフロアとなっており、リビングのソファに座っている家族と、ダイニングの座卓に座っている家族の目線が合うように設計されています。 ■次回も引き続き伊勢の家の施工事例をご紹介します 今回の施工事例「伊勢の家」いかがでしたか? まだまだご紹介しきれないエピソードがたくさんありますので、次回も引き続き、この「伊勢の家」に関する話題でお届けしますね。 どうぞお楽しみに! 《お知らせ》2020年4月末日をもって四日市スタジオを本社に統合します この度、ご来社およびお問い合わせの窓口を、松阪本社に一本化させて頂くことになりました(弊社ではお打合せの際、お客さまにご来社いただくより、お宅に伺うことが多いため)。業務の一元化により、さらなるサービスの充実に努める所存です。今後ともお引き立ての程よろしくお願い申し上げます。
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2020.04.23
スタッフインタビュー
スタッフ紹介 ~上村編~
こんにちは! 上村工建の上村です。 今回はスタッフ紹介ということで、今更ですが私の自己紹介を少しさせて頂こうと思います。 ■知りたい! 知ってほしい! そんな性格です 私は、とにかくよく喋ります。また、聞きたがります。 相手のことをよく知りたい、そして自分のことも相手に知ってもらいたい。そんな想いが常にあるからです。 良いところもダメな所もどんどんさらけ出しちゃうので、割りと誰とでもすぐ仲良くなれるタイプです。自分で言うのもなんですが、特に子供には人気があります(笑)。アンパンマンの絵を描くのが得意なんですよ。それを披露したら、小さい子とはほぼ間違いなく仲良くなれます。あと、ご年配の方にも可愛がられるほうです。 ■「自分の家を大事にしたい」と思ってもらえる家づくり 家づくりに関しては、お客さまが「大切にしよう」と思える家づくりをしたい、と考えています。 家はほとんどの人にとって生涯で最も大きな買い物です。何十年にも渡ってローンを支払っていくわけですから、やはり心底から気に入る家を建てて頂きたいですよね。心底気に入った家なら、大切にしようとも思うし、ローンを払っていく甲斐もあるじゃないですか。 そのためには、打ち合わせに妥協はしません。 例えば、先日ご紹介した施工事例「ヴェレゾン」は、私がプランニングに参加した案件です。オーナーさんが当時日中お勤めをされていたため、打ち合わせが深夜に及んだり、時には休日返上で行われることもありました。ですがそういうこと、実は珍しくありません。その結果、お客さまが喜んで下さる家(ヴェレゾンの場合は店舗ですが)が出来れば、それが私にとっても喜びだからです。 ■今後も随時スタッフを紹介していきます 今回のスタッフ紹介、いかがでしたでしょうか? 今後も、スタッフの紹介は随時行っていきますので、どうぞお楽しみに! 《お知らせ》2020年4月末日をもって四日市スタジオを本社に統合します この度、ご来社およびお問い合わせの窓口を、松阪本社に一本化させて頂くことになりました(弊社ではお打合せの際、お客さまにご来社いただくより、お宅に伺うことが多いため)。業務の一元化により、さらなるサービスの充実に努める所存です。今後ともお引き立ての程よろしくお願い申し上げます。
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2020.04.21
家づくりについて
施工事例「ヴェレゾン」
こんにちは! 上村工建の上村です。 今回は弊社の施工事例の中から「美容室・ヴェレゾン」をご紹介したいと思います。 ■「光」にこだわった緻密な設計 こちらは、新規オープンする美容室の店舗設計という案件でした。 プランニングにあたって最もこだわった部分は「光」です。 この店舗は南側が大きなガラス面になっていました。それをそのまま使ってしまうと、陽の光が入りすぎて店内が必要以上に暑くなってしまいます。また、店内の様子が外から丸見えというのも、ゲストが落ち着いて施術を受けられないので、良くありません。 しかし、かといって完全に外からの視線を遮断してしまうと、初めてのゲストがお店に入りづらくなってしまい、それもNGです。 そこで、ガラス面に面した箇所に壁を設けて、屋内にアプローチスペースを作りました。そうすることで、店内に入る陽の光の量、外からの視線がちょうど良い加減になるよう、調整したのです。 自然光だけでなく、店内の照明も、種類や照度を緻密に計算して設計しています。 美容室を訪れたゲストのお顔を美しく見せるのは、オレンジっぽい電球色の光。しかし、店内の照明をすべて電球色にしてしまうと、今度は美容師が髪色を正しく見ることができません。 よって、美容師の手元は昼光色の照明で、なおかつ、その中でも作業がしやすい照度で照らされるよう設計しました。 オープン後、幸いなことに店内や入口付近の雰囲気も、ゲストの皆様にご好評頂いているとのことでした。 ■今後も施工事例をどんどんご紹介予定 美容室ヴェレゾン、いかがでしたか? 今後も定期的に上村工建の施工事例をご紹介していきたいと思います。どうぞお楽しみに! 《お知らせ》2020年4月末日をもって四日市スタジオを本社に統合します この度、ご来社およびお問い合わせの窓口を、松阪本社に一本化させて頂くことになりました(弊社ではお打合せの際、お客さまにご来社いただくより、お宅に伺うことが多いため)。業務の一元化により、さらなるサービスの充実に努める所存です。今後ともお引き立ての程よろしくお願い申し上げます。
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2020.04.16
家づくりについて
上村工建の家づくり(後編)
こんにちは! 上村工建の上村です。 前回の記事では、建築家との家づくりは自由度が高い! ということについて言及しました。 今回も、建築家に家を設計してもらうことで、どんなメリットがあるのか、詳しくご紹介していこうと思います。 ■一般人が言語化できない希望を汲み取る直感力と、それを実現する技術 私たち工務店の人間が、建築家を交えてお客さまと打ち合わせをしていて、「やっぱり先生すごいわ~」と感じるのは、建築家の直観力の鋭さです。 一般人には言語化することが難しい、家づくりに対する細かな希望を汲み取る力。そしてその希望を実現するための知識や技術。やはりこれは建築家ならではです。 決められた規格の中から選ぶのではなく、どこまでも自由に設計できるからこそ、建築家は正確にお客さまのご要望を把握しなければなりません。 そのためには細かい打合せを何度も行ったり、時には「今、お客さまが暮らしている家」を見に行ったりもします。「家を建てたらどう暮らしたいか?」という部分だけでなく「今、どんな生活様式で暮らしているか?」という視点も、設計に大いに活かされます。 ■人柄の良さ、相性の良さも建築家選びの重要なポイント 前述の通り、プロフェッショナルな建築家の先生方は、稀有な能力の持ち主ばかりです。 ですが、建築家との打ち合わせにおいて、お客さまが変に緊張したり堅苦しくなったりする必要は全くありません。打合せの現場はいつでもざっくばらんなフレンドリームード。笑顔も多く見られ、なぜか爆笑していることさえあります。 ■気の合いそうな建築家とマッチング! どの先生と家づくりをするのか? それは、お客さまにとってはとても重要な要素のひとつです。弊社ではお客さまと先生の相性を考えてマッチングすることも可能ですし、何名かの先生をご紹介することも可能です。 「建築家なんてテレビでしか見たことないわ~。建築家との家づくりってどんな感じなのかしら?」 と、お思いの方。もう上村工建にお越しになっちゃってください。ちょっと見に来ただけ、後学のために話を聞きに来ただけ、という方も大歓迎!(実際そういう方も結構いらっしゃいます) 百聞は一見に如かず。実際見るのが一番早いですから^^ 《お知らせ》2020年4月末日をもって四日市スタジオを本社に統合します この度、ご来社およびお問い合わせの窓口を、松阪本社に一本化させて頂くことになりました(弊社ではお打合せの際、お客さまにご来社いただくより、お宅に伺うことが多いため)。業務の一元化により、さらなるサービスの充実に努める所存です。今後ともお引き立ての程よろしくお願い申し上げます。
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