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2022.08.18
家づくりについて
家づくりもサステナブルな時代【前編】
こんにちは! 上村工建の上村です。 近年、サステナブル(持続可能)という言葉がかなり普及してきました。 住宅業界も、数年前から「スクラップ&ビルド(建てては壊す)方式」から、子や孫の代まで長年使えるような「ストック方式」、つまりサステナブルな家づくりへと転換しつつあります。 お施主様の立場から見ても、環境面から見ても、これはとても良いことですよね。 ただ考えてみると、建築家と共に建てる注文住宅を長年取り扱ってきた弊社では、昔から家づくりは常に長期的な視点で行ってきました。 ■「サステナブル」「パッシブデザイン」、流行り出す、ずっと前からやっていたかも 自然環境を生かした家づくり、いわゆるパッシブデザインの事例も弊社では昔からありました。 例えば、買った土地に木を植えて、その木が育って林になったら家を建てる…というお施主様。 水害の歴史がある土地に、地域の人が植樹をしたことで木に囲まれた隠れ家的な敷地が出来上がり、そこに家を建てたお施主様。 木に囲まれた敷地は「接道も使うのは自分達くらい」というような、かなりプライバシーが確保された立地になります。 豊かな自然の中で、人目を気にせずのんびりと暮らせる家は、やはり憧れる方が多いようです。 >>後編へ続く
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2022.08.16
家づくりについて
「お邪魔します」という謙虚な気持ちが大事
こんにちは! 上村工建の上村です。 前回、前々回の記事では、さまざまな土地で困難な条件を克服しながら家づくりを進めたエピソードをご紹介しました。 接道がないから家を建てられないと言われた事例や、土地が狭くて工事車両を停められなかった事例。 それらを解決した共通のキーワードは「ご近所との良好な関係」です。 ご近所との関係が良好だったからこそ接道のための土地を借りたり、工事車両を停めるための土地を借りたりすることができ、家づくりを進めることができました。 しかしその一方で、ご両親の土地に家を建てようとしたけれど、ご近所との関係が悪く、工事が始まった途端にアレコレと嫌がらせを受けてしまい、結局、その土地での家づくりを諦められた方もいます。 「隣の住人の名前も知らない」ということも珍しくない現代社会ですが、地域のコミュニティがしっかりと確立されているところも、まだまだたくさんあります。 そういう場所に家を建てるときは、自分自身が新参者であると自覚して「お邪魔します。 教えてください」という謙虚な姿勢と周囲に溶け込む努力が必要不可欠。 最近では少なくなりましたが、土地によっては、これから家を建てるお施主様と周辺住民の方々との協議会が開かれることなどもあるんですよ。 面倒かもしれませんが逆の立場で考えてみると、わかりやすいかもしれません。 ずっと空き地だった自分の家の隣に、突然家が建ち、見知らぬ人たちが引っ越してくる。 何をしている人なのか、どんな人なのか、どんな家族構成なのか…、やはり気になりますよね。 とはいえ、合わない人も、もちろん中にはいるでしょう。 ですが、自分の子や孫の代も、その土地に住んでいるかも?と考えれば、やはりご近所とはなるべく良好な関係を築いておくのがオススメです。
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2022.08.11
家づくりについて
敷地内に工事車両を駐めるスペースがない!どうやって家を建てる?
こんにちは! 上村工建の上村です。 上村工建の家づくりは、綺麗に整地された分譲地に建てる住宅とは違い、さまざまな条件の土地で建てます。 中には、かなり困難な問題や制限のある土地も…。 しかし上村工建のスタッフには、そうした条件下での家づくりを多数こなしてきた経験があります。(むしろ、難しい条件下での家づくりしかしたことがない…という説も・笑) 今回ご紹介するのも、そうした特殊な条件を克服した家づくりの事例です。 ■敷地に工事車両が停められない?! 土地が狭いため、工事車両を敷地内に止めることができなかった…という事例があります。 人がちょっと行き来するだけなら「10分ほど歩いたところにある駐車場を使おうか」で済みます。しかし家づくりのための重い建築資材や機材を持って10分歩く…というのはありえません。 そこで近隣の方の土地に、一定の駐車料金をお支払いすることで、工事車両を停めさせていただけないかとお願いすることにしました。 結果、近隣住民の方がそれを快く引き受けてくださったことで、無事に工事を進められることに。 工事中は、それでなくとも大きな音が出ますし、土埃も立ちます。大型車両の行き来も増えたりして、多かれ少なかれご近所にご迷惑をかけることになります。 ご近所とトラブルが起こってしまうと、その後ずっとその土地に住み続けるお施主様も気まずい思いをされることになります。 工事前、そして工事中も近隣住民の方々への配慮は欠かせません。 今回のような事例に遭遇すると、特にご近所づきあいの重要性を感じます。
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2022.08.09
家づくりについて
上村さん助けて!解体した後になって「やっぱり新しい家を建てられません」って言われた!【後編】
こんにちは! 上村工建の上村です。 前回の記事では、すでに別の住宅メーカーと契約し、建て替えのために元々住んでいた家を解体したのに、解体したあとになって、 「この土地は建築基準法で定められた接道義務を満たしていないため、新しく家を建てることはできません」 という衝撃の宣告を受けた…というお客さまのエピソードをご紹介しました。 今回はその困難な問題を上村工建のスタッフが、どのようにして解決に導いたのかをご紹介したいと思います。 ■隣家からの借地で接道して、問題解決 結論から言うと、お隣の家の敷地を借りて接道することで市の認可が下り、住宅を建てることができました。 接道していないなら、させてみせようホトトギスです。 しかし、この案が実現できたのは日頃からお施主様がご近所の方と良好な関係を築いておられたからこそ。 ご近所付き合い、大切ですね! ■難題、ウエルカム! 前編でもご紹介した通り、弊社では「困難な敷地での家づくり」の経験が多数あります。 おかげで(?)一般的なハウスメーカーさんよりも、そういった問題解決能力はかなり高い方だと自負しています。 家づくりにおける試練や困難は、むしろウェルカム! その土地やお施主様のライフスタイルに合わせて、建築家の先生がどんなプランを出してくれるかも楽しみです。 一般的なハウスメーカーさんでは実現が難しいかも…と言われるような「こだわりの家づくり」をご希望の方は、是非一度弊社にご相談くださいませ。 弊社の家づくりは、その「こだわり」こそが起点です。
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2022.08.04
家づくりについて
上村さん助けて!解体した後になって「やっぱり新しい家を建てられません」って言われた!【前編】
こんにちは! 上村工建の上村です。 注文住宅は綺麗に整地された分譲地とは違う、さまざまな条件下の土地での家づくりも多いです。 「同じ土地は一つとしてない」とよく言われる通り、私たちのメインエリアである三重県も、条例などで家づくりに諸々の規制がある土地、水害を受けた歴史がある土地など、毎回なんらかの問題が持ち上がります。 今回ご紹介する事例も、そんな困難な敷地のひとつです。 ■建て替えのために家を解体したのに、新しい家を建てられない?! すでに別の住宅メーカーと契約し、建て替えのために元々住んでいた家を解体した、という所まで工事が進んでいたお客さまのお話です。 なんと、家を解体してしまった後になって「この土地は建築基準法で定められた接道義務を満たしていないため、家を建てることはできません」と言われたそうです。 (詳細は割愛しますが、住宅は市が認めた道路に接した敷地にしか建てられない、という決まりがあるんです。) そう言われても、すでに元の家は解体してしまった後…。 「一体どうすればいいの?」 途方に暮れて、「そうだ、建築家なら何とかしてくれるかもしれない」とご相談にみえた先が弊社だった、という次第です。 ■次回は解決編! 是非お見逃しなく! 元の家を解体した後になって「やっぱり新しく家を建てることはできません」なんて、ひどい話ですよね…。 次回は、このお客さまのピンチに上村工建のスタッフがどう対応し、解決に導いたのかをご紹介します。 どうぞお楽しみに!
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2022.07.28
家づくりについて
施工事例「建具で作る可変性空間の住まい」
こんにちは! 上村工建の上村です。 今回ご紹介する施工事例は、四日市市の「建具で作る可変性空間の住まい」です。 こちらの設計を手がけられたのは、以前「建築家インタビュー」でもご登場いただいた小田達郎先生です。 小田先生のインタビュー記事をまだご覧になっておられない方は、是非そちらもチェックしてみてくださいね。 ■戸建住宅から利便性が高いマンションへ こちらのお施主様は、長く住んでいた戸建ての住宅を出て、「買い物がしやすい」「公共交通機関が充実している」といった利便性が高いエリアのマンションにお住まいを移されたお施主様です。 3LDKのマンションを、2LDK+書斎+ FCL(ファミリークローゼット)に改修しました。 「家の形は家族のカタチに通ずる」 という小田先生の信条の通り、ただ単純に部屋を設けるのではなく、お施主様の暮らし方や用途に合わせて、可変性を持たせた空間作りをしたのがこのリノベーションの特徴です。 また、老後の生活も考慮に入れて玄関から室内への段差をなくしたバリアフリー設計にもなっています。 ■愛着ある格子扉をリメイク お施主様がもともとお住まいだった戸建住宅は立派な日本家屋で、建具も手の込んだものばかり。 せっかくなので、愛着ある格子扉をリメイクして新しいお住まいでも再利用しました。 ■今後も素敵な施工事例を随時ご紹介予定! 小田先生の設計による「建具で作る可変性空間の住まい」、いかがでしたか? 今後も素敵な施工事例を随時ご紹介予定です。ぜひ、みなさまの家づくりの参考にしてみてくださいね。 今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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2022.07.26
家づくりについて
建築家による照明計画
こんにちは! 上村工建の上村です。 前回、前々回の記事で、照明の種類や用途、光が心と体に与える影響などについてご紹介してきました。 さまざまな要素が絡み合う照明計画を満足できるよう創り上げるのはなかなかに骨の折れる作業ですよね。 しかし建築家との家づくりは、照明計画の進め方も一味違います。今回は、そんな建築家との家づくりならではの照明計画についてご紹介します。 ■照明の模型でスケール感を確認 図面を見ただけ、または店頭で照明の現物を見ただけでは、その照明が空間に対して大きすぎないか、小さすぎないか、どんな高さで吊るすのか、などをイメージするのはかなり難しいと思います。 そこで、建築家の先生が照明の模型を作ってきて、お施主様にスケール感を確認する、ということがよくあります。 原寸大の模型があれば、お施主様もより明確なイメージを持って照明計画を進めることができますよね。 また「既存のLED照明の光がまぶしすぎる」というお施主様のご要望に応じて、照明のカバーを木で自作された先生もいらっしゃいました。 照明は空間の雰囲気を大きく左右する重要な要素のひとつ。しっかりとこだわって、自作の照明を作ってくれる先生も珍しくありません。 ■建築家との家づくりにご興味がある方はお気軽にお問い合わせください 建築家とともに建てる家は、お施主様のためだけに考え抜かれた唯一無二のものです。 それは照明計画においても変わりません。 こうした建築家との家づくりにご興味がお有りの方は、どうぞお気軽に弊社までご相談ください。 スタッフ一同、いつでも心よりお待ちしております(^^)
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2022.07.21
家づくりについて
照明計画は「光が心と体に与える影響」も考慮して考える
こんにちは! 上村工建の上村です。 前回の記事では代表的な照明の色3種類と、それぞれの用途についてご紹介しました。 今回は、照明の明るさが心と体に与える影響についてご紹介したいと思います。 ■強い光はONモード、柔らかい光はOFFモード 基本的に人間は明るければ「ONモード」に、暗ければ「OFFモード」にスイッチが入るようになっています。 そのため「ONモード」でしっかり働かなくてはならないオフィスや工場などには、昼白色の明るい照明が用いられます。 逆にホテルの部屋などは、入った瞬間は「暗っ!」と思うほど光が抑えられていますが、ユーザーをリラックスさせるという用途を考えれば、その明るさは利に適っていると言えます。 ■明るさに対する感性は人それぞれ ここまで単純に「暗い」「明るい」という表現をしてきましたが、実際のところは「明るさ」に対する感性は人それぞれです。育った環境などによっても大きく変わります。 世間一般で言われる「標準的な明るさ」が、必ずしもご自身にとっての「心地よい明るさ」とは限りません。 ご自身にとって最適な明るさとはどれぐらいのものなのか? もしご興味がおありの方は、多種多様な照明を扱うショールームなどで、実際にいろいろな照明機器を見てみるのもおすすめです。
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2022.07.19
家づくりについて
照明計画は「その部屋で何をするか?」をもとに考える
こんにちは! 上村工建の上村です。 家づくりをする上で皆さんが非常に悩まれる事のひとつが「照明計画」です。 ■照明の種類は大きく分けて3種類 照明計画を立てる上で、まず知っておかなければならないのは照明の種類です。照明の種類は大きく分けて3種類あります。 まず一つ目は昼白色。 この昼白色は物の色をリアルにはっきりと見せてくれる太陽光に近い色の照明で、本を読んだり細かい作業をする時に最適な照明です。工場やオフィスなどでよく用いられます。 二つ目は電球色。 電球色はキャンドルに近いオレンジ色の光の照明です。料理を美味しそうに見せたり、女性の肌を綺麗に見せたりしてくれる色なので、レストランなどに適しています。 ホテルなど、人をリラックスさせるための空間にもよく用いられます。 三つ目は温白色。 昼白色と電球色の中間程度の色で、普段使いによく使われる照明です。 ■部屋の用途によって照明は変わる 照明計画は上記の3色の照明を部屋の用途によって使い分けます。 ただ、家族が集うリビングなどは「リラックスもしたいけど、子どもが勉強することもある…」など、用途が重複してしまうこともありますよね。 そんな時は、調光器でその時々の用途に合わせて照明の色を変えたり、スイッチの分離で部屋の明るさ調節することも可能です。 ■次回は「照明が心と身体に与える影響」についてご紹介予定 照明の種類や用途に関する話題、いかがでしたか? 次回は照明が心と身体に与える影響についてご紹介します。ぜひチェックしてみてくださいね!
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2022.07.14
家づくりについて
屋外での打ち合わせは、体調管理をしっかりと
こんにちは! 上村工建の上村です。 家づくりをする過程において、現場───つまり、屋外で打ち合わせをすることは結構あります。特に外構に関する打ち合わせは、どうしても屋外になりがちです。 夢の詰まった大切なマイホームに関する打ち合わせですから、当然どのお施主様も話し合いに没頭されるのですが、そのせいで、ご自身のお身体に異変が起きても、なかなかそれに気づきにくいことがあります。 ■日焼け対策や暑さ対策を万全に 先日は、弊社の小島が屋外で打ち合わせをした後、日焼けで背中の皮膚が大変なことになった、ということがありました(紫外線は実は真夏より4月や5月の方がきついのです)。 屋外での打ち合わせが数時間に及ぶことも珍しくありません。(過去には最長6時間屋外で打ち合わせをしたことがあります・笑) 弊社でも日よけやアウトドア用の椅子などを多少ご用意していますが、人数分に足りない時は、誰かが立ったまま、強い日差しにさらされたまま、お打ち合わせをすることに…。 そんなことにならないためにも、現場(屋外)で打ち合わせをする場合は、暑さ対策を十分にしていただくのがおすすめです。 夏は日傘、日焼け止め、保冷剤、ハンディ扇風機、そして水分補給用のマイボトルなどが必須アイテムです。 熱中症などにかかると、命に関わる事態にも陥りかねません。屋外でお打ち合わせをする際は、ぜひしっかりと対策をした上で臨んでくださいね!
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