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2020.04.21
家づくりについて
施工事例「ヴェレゾン」
こんにちは! 上村工建の上村です。 今回は弊社の施工事例の中から「美容室・ヴェレゾン」をご紹介したいと思います。 ■「光」にこだわった緻密な設計 こちらは、新規オープンする美容室の店舗設計という案件でした。 プランニングにあたって最もこだわった部分は「光」です。 この店舗は南側が大きなガラス面になっていました。それをそのまま使ってしまうと、陽の光が入りすぎて店内が必要以上に暑くなってしまいます。また、店内の様子が外から丸見えというのも、ゲストが落ち着いて施術を受けられないので、良くありません。 しかし、かといって完全に外からの視線を遮断してしまうと、初めてのゲストがお店に入りづらくなってしまい、それもNGです。 そこで、ガラス面に面した箇所に壁を設けて、屋内にアプローチスペースを作りました。そうすることで、店内に入る陽の光の量、外からの視線がちょうど良い加減になるよう、調整したのです。 自然光だけでなく、店内の照明も、種類や照度を緻密に計算して設計しています。 美容室を訪れたゲストのお顔を美しく見せるのは、オレンジっぽい電球色の光。しかし、店内の照明をすべて電球色にしてしまうと、今度は美容師が髪色を正しく見ることができません。 よって、美容師の手元は昼光色の照明で、なおかつ、その中でも作業がしやすい照度で照らされるよう設計しました。 オープン後、幸いなことに店内や入口付近の雰囲気も、ゲストの皆様にご好評頂いているとのことでした。 ■今後も施工事例をどんどんご紹介予定 美容室ヴェレゾン、いかがでしたか? 今後も定期的に上村工建の施工事例をご紹介していきたいと思います。どうぞお楽しみに! 《お知らせ》2020年4月末日をもって四日市スタジオを本社に統合します この度、ご来社およびお問い合わせの窓口を、松阪本社に一本化させて頂くことになりました(弊社ではお打合せの際、お客さまにご来社いただくより、お宅に伺うことが多いため)。業務の一元化により、さらなるサービスの充実に努める所存です。今後ともお引き立ての程よろしくお願い申し上げます。
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2020.04.16
家づくりについて
上村工建の家づくり(後編)
こんにちは! 上村工建の上村です。 前回の記事では、建築家との家づくりは自由度が高い! ということについて言及しました。 今回も、建築家に家を設計してもらうことで、どんなメリットがあるのか、詳しくご紹介していこうと思います。 ■一般人が言語化できない希望を汲み取る直感力と、それを実現する技術 私たち工務店の人間が、建築家を交えてお客さまと打ち合わせをしていて、「やっぱり先生すごいわ~」と感じるのは、建築家の直観力の鋭さです。 一般人には言語化することが難しい、家づくりに対する細かな希望を汲み取る力。そしてその希望を実現するための知識や技術。やはりこれは建築家ならではです。 決められた規格の中から選ぶのではなく、どこまでも自由に設計できるからこそ、建築家は正確にお客さまのご要望を把握しなければなりません。 そのためには細かい打合せを何度も行ったり、時には「今、お客さまが暮らしている家」を見に行ったりもします。「家を建てたらどう暮らしたいか?」という部分だけでなく「今、どんな生活様式で暮らしているか?」という視点も、設計に大いに活かされます。 ■人柄の良さ、相性の良さも建築家選びの重要なポイント 前述の通り、プロフェッショナルな建築家の先生方は、稀有な能力の持ち主ばかりです。 ですが、建築家との打ち合わせにおいて、お客さまが変に緊張したり堅苦しくなったりする必要は全くありません。打合せの現場はいつでもざっくばらんなフレンドリームード。笑顔も多く見られ、なぜか爆笑していることさえあります。 ■気の合いそうな建築家とマッチング! どの先生と家づくりをするのか? それは、お客さまにとってはとても重要な要素のひとつです。弊社ではお客さまと先生の相性を考えてマッチングすることも可能ですし、何名かの先生をご紹介することも可能です。 「建築家なんてテレビでしか見たことないわ~。建築家との家づくりってどんな感じなのかしら?」 と、お思いの方。もう上村工建にお越しになっちゃってください。ちょっと見に来ただけ、後学のために話を聞きに来ただけ、という方も大歓迎!(実際そういう方も結構いらっしゃいます) 百聞は一見に如かず。実際見るのが一番早いですから^^ 《お知らせ》2020年4月末日をもって四日市スタジオを本社に統合します この度、ご来社およびお問い合わせの窓口を、松阪本社に一本化させて頂くことになりました(弊社ではお打合せの際、お客さまにご来社いただくより、お宅に伺うことが多いため)。業務の一元化により、さらなるサービスの充実に努める所存です。今後ともお引き立ての程よろしくお願い申し上げます。
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2020.04.14
家づくりについて
上村工建の家づくり(前編)
こんにちは! 上村工建の上村です。 前回の記事では、上村工建の家づくりの歴史は、建築家と共にあること、そして、建築家としかできない家づくりがある、ということをご紹介しました。今回はその実例を少しご紹介したいと思います。 ■大手ハウスメーカーでは対応困難な細かい注文も、建築家の力を借りれば実現可能 例えば、「すごく気に入ったアンティークの扉を見つけて、それだけ先に買っちゃったんだけど、この扉に合わせて店舗を設計してくれない?」とか、「すごく素敵な照明を買ったので、これに合うリビングを設計してください」といったご要望。 こういうご要望には、いろいろと規格が決まっている大手ハウスメーカーでは、対応が困難です。実際に対応できずに困り果てた某大手ハウスメーカーさんから「うちでは無理ですが、上村工建さんでならきっとできるから、上村工建さんに行ってみてください」と、お客さまをご紹介されたこともあるくらいです。(もちろん上村工建で対応しました) こうしたことはほんの一例ですが、弊社の家づくりがどんなものかを感じて頂くにはちょうど良い例ではないかなと思います。 ■建築家との家づくりのメリットは他にもたくさん さて、今回ご紹介した建築家との家づくりの具体例、いかがでしたか? もちろん、建築家との家づくりのメリットは「細かい注文に応じてくれる」というだけではありません。まだまだ尽きないお勧めポイントは、次回またご紹介しますね! 今回もお読みいただき、ありがとうございました。 《お知らせ》2020年4月末日をもって四日市スタジオを本社に統合します この度、ご来社およびお問い合わせの窓口を、松阪本社に一本化させて頂くことになりました(弊社ではお打合せの際、お客さまにご来社いただくより、お宅に伺うことが多いため)。業務の一元化により、さらなるサービスの充実に努める所存です。今後ともお引き立ての程よろしくお願い申し上げます。
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2020.04.09
家づくりについて
上村工建について
こんにちは! 上村工建の上村貴英です。 今回は、上村工建がどんな会社なのかをご紹介していきたいと思います。 ■三重県松阪市にある創業37年の地域密着型工務店、それが上村工建 株式会社上村工建は、三重県松阪市に本社、四日市にスタジオがあります。 創業は1983年(昭和58年)8月15日、設立は1987年(昭和62年)3月12日、創業37年の地域密着型工務店です。 37年も地域に根差して事業をさせて頂いていると、お客さまとも自然と長~いお付き合いに。中には親子二代、三代に渡ってのお付き合いになるお客さまもいらっしゃいます。 ■上村工建の家づくり 上村工建の家づくりの歴史は、建築家と共にあります。創業者の上村政雄自身も、設計を建築家に依頼して自宅を建てました。 建築設計費は、決して安い額ではありません。 それでも建築家に依頼して家を建てる理由は何か? それは、建築家としかできない家づくりがあるからです。 建築家との家づくりの最たる特徴のひとつは、自由度の高さです。大手ハウスメーカーで家を建てるような、一定の規格もありません。 お客さまのどんな細かなご希望にも、創意工夫を凝らし、そのお客さまのためだけに唯一無二の設計をすることができる。それが建築家との家づくりです。 昨今では、お客さま、建築家、工務店の三者がひざを突き合わせてガッツリ打ち合わせをするということが本当に少なくなりました。しかし弊社では、そうした打合せこそ最も大切だと考えています。 ■次回も引き続き上村工建の家づくりについてご紹介します 今回の上村工建についての紹介、いかがでしたでしょうか? 次回は建築家との家づくりについてもう少し具体的な例などを挙げてご紹介していきたいと思います! どうぞお楽しみに! 《お知らせ》2020年4月末日をもって四日市スタジオを本社に統合します この度、ご来社およびお問い合わせの窓口を、松阪本社に一本化させて頂くことになりました(弊社ではお打合せの際、お客さまにご来社いただくより、お宅に伺うことが多いため)。業務の一元化により、さらなるサービスの充実に努める所存です。今後ともお引き立ての程よろしくお願い申し上げます。
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2012.04.22
家づくりについて
施工事例「海沿いの家」
こんにちは! 上村工建の上村です。 今回は弊社の施工事例「海沿いの家」をご紹介します。 この「海沿いの家」の設計監理を手がけられたのは、前回まで建築家インタビューにご登場いただいていた、建築家・村山邦夫先生です。 ■本来は、かなり高額になるはずのコンクリートの家が… 「海沿いの家」を建てるにあたって、お客さまから伝えられた唯一のご要望は「鉄筋コンクリート造で建てたい」ということでした。 理由は、海沿いという立地。 もし津波や台風の被害に遭っても、鉄筋コンクリート造であれば安心です。最悪、構造体が残れば、再建も比較的しやすいだろう、という理由です。 通常、鉄筋コンクリート造の建物は木造に比べると割高です。しかしこちらのお宅は、比較的コストを抑えて建てることに成功しました。 これは、村山先生によるデザインや設計上の工夫、そして上村工建の細かい見積調整や施工実績、それをきちんと理解し受け入れてくださったお施主様の判断力があればこその結果だと言えるでしょう。 ■あらゆるライフステージの変化に対応した家づくり 「海沿いの家」の居室は、全て伊勢湾を臨む2階に配置されています(1階はワークスペースと駐車場)。 お施主様は50代。ゆくゆくは息子さんが住まいとして使う可能性が高い、とのことですが、今のところは、ご夫婦ふたり暮らしです。 そんなご家族のために村山先生が提案されたのは、次のようなプランでした。 • 構造はシンプルな鉄筋コンクリート造のコンクリート打ち放し。外断熱仕様でメンテナンス性とエネルギー効率を考慮 • 1階の駐車場部分は、居住スペースとして使えるよう作っておく • 高齢になった際、2階に楽に上がれるよう、あらかじめエレベーターが設置できる場所を計画しておく まさに、どんなライフステージの変化にも対応可能なよう、さまざまな想定がされています。 インタビューでも「お客さまの話をじっくりと聞き、その人生に寄り添うようなプランニングが大切」と仰っていた村山邦夫先生ならではの設計ですね。
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