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2022.11.24
家づくりについて
上村工建流「終(つい)のすみかの作り方」【4】
こんにちは! 上村工建の上村です。 前回の記事では、 心安らぐ終のすみかを作るために知っておくべき4つのこと 1.間取りと建具編 2.照明編 3.冷え対策編 4.暮らしやすさのためのちょっとした工夫編 から、ひとつめの「間取りと建具編」についてご紹介しました。 今回は「照明編」をお送りします。 ■「終のすみか」の照明の色は? 照明の色には大きく「電球色」「昼白色」「昼光色」があります。 電球色には、 ・肌を綺麗に見せる ・料理をよりおいしそうに見せる ・人をリラックスさせる などの効果があります。 反対に昼白色には ・はっきり見える ・集中力を高める といった効果があります。 通常、家づくりにおいてリビングなどの家族がくつろぐスペースには、オレンジ色の電球色の照明を用いることが多いです。 しかし年齢を重ねると電球色の照明の下では、色々な物が見づらいという方が一定数おられるため、弊社では電球色と昼白色の中間色をご提案させていただくことがよくあります。 ■光が直接、目に入らないように ライトの位置も通常より低めに設定することが多いです。 高い位置に設置してしまうと、電球の交換時に脚立に登らなくてはならなくなり、危険だからです。 またペンダントライトなどは光が直接目に入らないよう、カバーをつけることが多いです。 ■障子を活用することも 高齢になると重いカーテンを外して洗濯し、また掛けるなどの作業も一苦労です。 そのためカーテンの代わりに障子の活用をご提案することもあります。障子のワンクッションで光が柔らかくなり、和のテイストが演出できてオススメです。 今は張替えの必要がない丈夫な障子もあり、とても便利になっています。 >>【5】へ続く
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2022.11.22
家づくりについて
上村工建流「終(つい)のすみかの作り方」【3】
こんにちは! 上村工建の上村です。 50代・60代からの家づくり、いわゆる「終のすみか」の作り方に関する話題をお届けする本シリーズ。 第3回目の今回は、 心安らぐ終のすみかを作るために知っておくべき4つのこと 1.間取りと建具編 2.照明編 3.冷え対策編 4.暮らしやすさのためのちょっとした工夫編 から、ひとつめの「間取りと建具編」についてご紹介いたします。 ■「終のすみか」の間取りと建具は? 「終のすみか」の間取りは、フロアを仕切りすぎないことが重要です。 将来、車椅子で生活することになった時に困らないよう廊下は広く取りましょう。いっそ廊下を作らないワンルームに近い間取りもアリです。 ドアは引き戸などにして、邪魔になった時は建具を収納できる造りにしておくと安心です。 経験豊富な建築家が、仕切りたい時には仕切ることができて、開け放したい時には開け放しておける…、そんな可変性のある空間づくりを提案いたします。 ■次回は「終のすみか」の照明 「終のすみか」の間取りと建具のお話、いかがでしたか? 次回は「終のすみか」の照明についてご紹介予定です。 ぜひチェックしてみてくださいね! >>【4】へ続く
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2022.11.17
家づくりについて
上村工建流「終(つい)のすみかの作り方」【2】
こんにちは! 上村工建の上村です。 50代・60代からの家づくり、いわゆる「終のすみか」の作り方に関する話題をお届けする本シリーズ、第1回目となる前回は「終のすみか」を作るメリットとデメリットについてご紹介しました。 2回目の今回は「建築家と共に建てる、終のすみか」についてご紹介いたします。 ■「終のすみか」を建てるなら断然、建築家と 老後の安全や介護を見据えた家づくりができるのは50代・60代からの家づくりの大きなメリットのひとつです。 とはいえ、人生100年時代とも言われる今、そればかりを考えた家づくりも味気ないと思いませんか? 50代・60代は若い頃とは違い、人生には限りがあることを実感する世代。 だからこそ、小さな季節の移ろいや自然の生命力などに、すごく感動できる世代でもあります。 そんな豊かな感性を刺激してくれる家づくりができるのは、やはりオーダーメイドの家づくりを豊富に経験してきた建築家だからこそ。 介護しやすい、されやすいというだけでなく残りの人生を楽しく豊かに過ごすための家づくりを上村工建と、そして建築家と共にしてみませんか? 「終のすみか」に関する疑問や不安、ご相談などがあれば、まずはお気軽にご相談下さいませ。 >>【3】へ続く
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2022.11.15
家づくりについて
上村工建流「終(つい)のすみかの作り方」【1】
こんにちは! 上村工建の上村です。 お子さまの独立や家族構成の変化、建物の老朽化などの理由から、住み替えやリノベーションをご検討されている方は多いのではないでしょうか? 今回はそんな50代・60代からの家づくり、いわゆる「終のすみか」についてご紹介いたします。 ■「終のすみか」を作るメリット・デメリット 50代・60代の「今」に合わせた家づくりをする一番のメリットは、やはり老後の生活や介護を見据えた設計ができるという点でしょう。 足腰が弱くなったり、車椅子の生活になった時でも、それを見越した家づくりをしておけば安心して老後の生活を送ることができます。 また、お子さまの独立によって使わなくなった2階の子ども部屋を減築することで、掃除の手間や階段の昇り降りで生じる怪我のリスク、固定資産税などを減らすことができます。 その一方で、住宅ローンが通りにくい、住み替えの場合は愛着のある土地を離れなければならないといったデメリットもあります。 人生100年時代と言われる現在、「終のすみか」を作るメリットとデメリットは、しっかりと吟味する必要があるでしょう。 >>【2】へ続く
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2022.11.10
家づくりについて
上村工建よもやま話「長く続くお付き合い」
こんにちは! 上村工建の上村です。 先日、弊社スタッフがお客さまと土地探しのため、あるエリアに行ったときのことです。 その日は建築家の村山先生にもご一緒頂いていたのですが、当該エリアには、たまたま村山先生が数年前に設計を担当された住宅がありました。 (なお、村山先生は弊社ブログの「建築家インタビュー」にもご登場頂いた先生です。よろしければ是非そちらもチェックしてみてくださいね! >>村山先生のインタビュー記事を読む) 「お元気にされているかな?」と、思いつきでご挨拶に寄ってみたところ、ちょうどご在宅で「是非お茶でも飲んでいって!」とお宅に招き入れてくださいました。 ご自宅が完成して数年経った今でも身内のように気軽にご対応いただけて、なんだかとても嬉しくなりました。 弊社のお施主様の中には、お子さま、お孫さんの代でも家づくりのご依頼をしてくださる方が複数おられます。 また、定期的なメンテナンスやリフォームなどでお付き合いが続いた結果、ご自宅を建築した当時は小学生だったお子さまが大学生や社会人になられるまで成長を見守った…なんてことも珍しくありません。 お引渡しが終わった途端、それまですごく頻繁にあったやりとりがパタリと途絶えてしまうのは、実は私たちにとっては寂しくもあります。 とはいえ、不具合やメンテナンスなどのご連絡をいただいたわけでもないのに、こちらからあまりに頻繁にご連絡するのも少々気が引けてしまうところ…。 ですので年末にカレンダーを持ってご挨拶に伺ったり、年賀状のやり取りをさせていただくこれからの季節は、ご無沙汰しているお客さまと久々に交流出来る楽しみな時期です。 お忙しい時期とは思いますが、その際はぜひ近況などをゆっくりと聞かせていただければ幸いです。
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2022.11.08
家づくりについて
私達は土地柄まで含めたライフスタイルをご提案します【後編】
こんにちは! 上村工建の上村です。 前回の記事では、家づくりは「建てて終わり」ではなく、むしろそこからが始まりで、特に地域社会にうまく溶け込んでいくことは新生活をスタートさせる上で非常に重要なこと、というお話をご紹介しました。 ■「お邪魔します。教えてくださいね」という謙虚な姿勢が重要 前回の記事でもご紹介した通り、地域のつながりやコミュニティがしっかりと確立している地域はまだまだあります。 そういった土地柄のエリアで家を建てる場合は、建築家の先生や弊社の主導で地域住民との協議会を行うこともあります。 よく知った人ばかりの地元に、突然全く知らない人が引っ越してくる、となれば「どんな人が来るのか…」と心配になる地域住民の方の気持ちもわかりますよね。 協議会を行うことで、そうした不安や疑問としっかり向き合い、結果としてお施主様ご一家がスムーズに地域に溶け込めるようサポートするのも私たちの仕事です。 ■その地域ならではの神事や風習も… ご近所付き合いだけでなく、その地域ならではの神事やしきたりなども未だにたくさんあります。 他の土地の人から見ると「なんだろう?」と思うようなことでも、地元の方にとってはとても大切、ということもよくあること。 そういう下調べも、土地を購入する時には重要です。 ■土地柄まで含めたライフスタイルのご提案 弊社では「とにかく何でもいいから家を建てて、建てればそれで終わり」というようなご提案はいたしません。 その土地柄まで含めて、住まい方・暮らし方をご提案します。 どんなことでもまずはお気軽にご相談下さいませ。
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2022.11.03
家づくりについて
私達は土地柄まで含めたライフスタイルをご提案します【前編】
こんにちは! 上村工建の上村です。 みなさまはマイホーム計画のゴールは、どこにあると思われますか? 実はマイホーム計画は「家を建てたら終わり」ではありません。むしろ家が完成してからが本当のスタートなんです。 特に近隣住民と良い関係を築き、地域に馴染むことが出来るかどうかは、新しい土地で新生活をスタートさせるうえで非常に重要なことです。 弊社では、そうした「住み始めてからのサポート」も視野に入れた家づくりをご提案させていただいています。 ■花壇の花が交流のきっかけに… あるお施主様は、ご自宅のお庭に四季折々の花が咲く、美しい花壇を設けられました。 季節ごとに色とりどりの花が咲くその花壇の様子を、ご近所の方も楽しみにされているとのことで、お施主様からは「花壇が近隣の方々との交流のきっかけになった」と喜んでいただきました。 ■近隣住民との協議会を行うことも 最近では少なくなりましたが、新築住宅を建てるにあたって、近隣の住民の方々との協議会を開くこともあります。 「隣の家に住んでいる人の顔も知らない」ということも珍しくない今の世の中ですが、その一方で、地方では地域のつながりやコミュニティがしっかりと確立されている土地もまだまだあります。 >>【後編】へ続く
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2022.10.27
家づくりについて
施工事例「一志の家」【後編】
こんにちは! 上村工建の上村です。 前回に引き続き今回も施工事例「一志の家」をご紹介します。 こちらは弊社ブログの「建築家インタビュー」にもご登場いただいている建築家・向井一規先生による設計です。 ■そこに住む人が快適に暮らせるのが一番! 「一志の家」は、ほぼ平屋でありながらトイレが2箇所設置されています。 これは、将来的に奥様のお母様が同居された時や、奥様のお友達が遊びに来てくれた時などに、ご主人が気兼ねなくトイレを使えるように…という向井先生の配慮からこういった設計になりました。 平屋にトイレが2箇所と言うと、 「トイレなんて各階に一箇所で十分では?」 と思う人もいるかもしれません。しかしそうした一般論や「他の人がどう思うか」は、建築家との家づくりには関係ありません。 住んでいる人が心地よく暮らせること。これが一番重要です。 建築家インタビューでも、向井先生は「人によって生活スタイルがあり、暮らし方は十人十色。そして建築家が設計する家は、そうしたひとつひとつの家族に合わせて作っていくオーダーメイド」とおっしゃっています。 固定観念や常識に囚われない、その家族ならではの家づくりは建築家住宅の醍醐味です。 「自分だけの家を建てたい」 「こだわりの家づくりをしたい」 そんな方はぜひ弊社までお気軽にお問い合わせくださいませ。 一緒に夢を実現しましょう!
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2022.10.25
家づくりについて
施工事例「一志の家」【前編】
こんにちは! 上村工建の上村です。 今回ご紹介する施工事例は、弊社ブログの「建築家インタビュー」にもご登場いただいている建築家・向井一規先生による設計です。 ■「この先生しかいない」! 「一志の家」のお施主様は、向井先生設計のお宅(HDFの家)を見学に行き、その帰路ではもう「向井先生にお願いしよう」と決められていたそうです。 ■外の空気を味わいながらも家の中で安全に遊べる半外スペース こちらのお宅の大きな特徴は、なんといってもお子さまが家の中で安全に過ごしながらも、外の空気を味わえる半外スペースです。 ご両親のお仕事が多忙で、お子さまをなかなか外遊びに連れて行けない…という背景から、向井先生が提案をされました。 キッチンと寝室の間に設けられたデッキは、2室の扉を閉めてしまえば屋根の下とはいえほぼ「外」。かといって外から丸見えではなくプライベートも確保されています。 中庭ならぬ中ウッドデッキとも言える遊び心あふれる空間です。 ■固定観念に縛られることのない建築家の家づくり 家づくりにおける固定観念にとらわれている人は、意外にたくさんいらっしゃいます。 「4人家族なら4LDKでなければならない」 「平屋住宅なら2箇所以上のトイレは無駄」 「どの部屋も日当たりが良くないといけない」 これらはすべて思い込み。 心地よいかたちは各家庭によって異なります。 この「一志の家」も、まさにそんな固定観念を覆す家。 後編も、そんなこの家ならではの家づくりをご紹介予定です。どうぞお楽しみに!
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2022.10.20
家づくりについて
施工事例「hasuの家」
こんにちは! 上村工建の上村です。 建築家住宅は、一軒一軒がお施主様のために完全オリジナルで建てられる住宅です。 そのため個性豊かで遊び心に富んだ素敵なお宅がたくさんあります。 今回はそんな素敵なお宅の中から2016年4月竣工の「hasu─斜─の家」をご紹介したいと思います。 ■限られたスペースを最大限有効活用するさまざまな工夫 「hasu─斜─の家」には、限られたスペースを最大限有効に活用すべく、さまざまな工夫が凝らされています。 中でも特に目を引くのが、ブーメラン型の大きなダイニングテーブル。 こちらのお宅には3人の娘さんがいらっしゃるのですが、その三姉妹がゆったりと並んで席につけるよう工夫された建築家オリジナルのテーブルです。 三方に広がるこちらの3つのスペースは、三姉妹それぞれのためのスペース。 真ん中は共有部分となっており、スキップフロアで高さを変えることにより空間を区切っていますが、娘さんのご成長に合わせて将来は間仕切りもつけられるようになっています。 ■今後も素敵な施工事例を随時ご紹介予定 「hasu─斜─の家」、いかがでしたか? 今後も素敵な施工事例を随時ご紹介予定です。ぜひ定期的にチェックしてみてくださいね。 今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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